前回、ベトナムのソウルフードで「ホビロン」を食べた記事を書いた。孵りかけの卵を食べちゃう食文化も面白いが、バイクの洪水のような大通りや、下水道の完備が甘く低い土地で雨が続くと川のようになってしまう道、どれをとってもコントのような国だ。
そんな少しクレイジーな印象のあるベトナムだが、ある日早起きして歩いてみると、新しい発見があった。 よかったら共に素敵な朝を楽しみましょう。早起きは三文の得、inベトナム。
(ほそいあや)
朝、ふらりと散歩にでかける。通りは出勤ラッシュでバイクが溢れていた。
公園に入ってみよう!
物干し台のような支柱にたくさんの鳥かごがぶら下がっている。そしてそれを眺める人たち。 はじめは小鳥の品評会かオークションでもしているのだろうか?と思ったのだが・・・
みんな、純粋に鳥の鳴き声を聞きに、もしくは聞かせにここへ来ているのだ。
ベトナムでは女性のほうが働き者だとよく聞く。そしてここにいるのは圧倒的に男性が多い。平日の朝7時台に、公園で鳥の鳴き声をきいている男たち。もしかしたらこれから職場にむかうのかもしれないが、こんな優雅な事があっていいのか。ちょっとスローライフすぎるんじゃないの。
50円の甘苦いコーヒーを飲みながら、すごく気持ちの良い朝を過ごしている事に気づいた。「鳥かごカフェ」、大変良いご趣味ですね。 「働かなくていいのか」という疑問は心にしまっておくことにする。