デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ちしきの金曜日
 
JR九州ゲキヤスの旅(前編)

3) 安藤さんはちょっと飽きてきたみたいだが
  〜 宮地⇒大分⇒由布院


宮地⇒大分 〜九州横断特急4号(12:50⇒14:26)

T: で、ここからは、「九州横断特急」というのに乗って大分に向かいます。
あ: シベリア鉄道みたいですね。
T: 名前が洒落てますよね。

そそられるネーミング。
人吉=別府間を往復する、文字通り横断特急。

あ: 中が木ですね。
T: あそ1962と比べると、中身はわりと普通です。これを普通と言ったら鉄道ファンに怒られそうですけど。

T: 先頭車両から外がよく見えます。

子供がうっとりしていた。
T: この九州横断特急(というか豊肥本線)は、かなり山深くて味わい深いところを走ります。 トンネルを幾つも通ったりとか。
ひたすら山深いところを走る。
トンネルがいっぱい出てきてすごい。

あ: ところで、旅の目的はどこにあるんですか? あ、いま聞いちゃいけないこと聞きました?
T: そんなことないですよ。ちゃんと目的あります。
今回のテーマとして、JR九州の観光列車に全部乗ろう!
ということで、予定を組みました。その1コめがさっきの「あそ1962」です。
あ: つまりどこかへ着くのが目的じゃないわけですね。
T: ええ。移動の過程そのものが目的です。人生もそうです。
あ: あ、いまいいこと言いましたね。ずるいなあ。
T: それっぽい流れになったと思って、つい余計なひとことを加えてしまいました。

あ: 斎藤さん、車窓は都会よりも郊外派ですか?
T: どっちかと言えば郊外でしょうか。
あ: 僕は街中を走る車窓から動体視力で家をのぞき見るのが好きです。
T: なるほどー。
車窓より。

あ: なんでスローで撮ったんですか?
T:なんとなく撮ってみたら、無駄にドラマチックになりました。
あ: 何か起きるんじゃないか、って構えてしまいますね。
 

14:26 大分着

オープン!
T: 大分に着きました。
あ: 大分駅ってなんか変わってますね。
T: どう変わってます?
あ: カラーリングかなあ?市役所とか学校とか、そいういう雰囲気です。
T: 言われてみると看板もどこか牧歌的な。
高架駅に作り変えるとかで、激しく工事していた。

大分⇒由布院 〜ゆふ84号(14:59⇒15:45)

T: で、ここから「特急ゆふ」に乗って、今度は由布院に向かいます。
あ: また乗っちゃいますか。
T: もう飽きました?
あ: いえ、ぜんぜん。(ふ〜まだあるのか)
T: 大丈夫でしょうか。(まだまだ先は長いのになぁ)

特急ゆふ
自由席はほぼ満席。
指定はガラガラ。300円払ってこっちに移動。
あ: 指定席、貸し切りですね。
T: ここは最も気合を入れてない区間だったんで自由席でいいやと思っていたら満席で。 居心地悪かったんで、300円払ってガラ空きの指定席に移動しました。
あ: やっぱり列車が特徴的だったりしたら気合い入りますか?
T:そうですね、そういうのはありますね。「ゆふ」の車両は九州横断特急とほとんど同じ感じでした。
徐々に天気が回復してきた。(!)

 

由布院着 (15:45)

あ: ゆふいんは駅に温泉があるんですか!
T: ええ、足湯がありまして。次の列車まで1時間半ほど間があったんで最初、足湯に浸かったんですが…
足湯 (160円。タオル付き)
T: だんだん首まで浸かりたくなってきて、結局タクシーに乗ってちゃんとした温泉に行きました。そこが予想外にいいところで・・・
あ: ついに観光っぽくなってきたじゃないですか。
タクシーに乗って、予想外にいいところに来てしまった。
あ:おお、すごいいい温泉!
T: ええ。でも温泉に浸かってたのは正味15分ほどでしたけど。
外人が裸で寝そべってました。

< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.