ヤクルトは1日1本だけ、と心に決めて生きてきた。おいしいが、度を越した摂取は体に害があるのでは、という思い込みによるものだ。現にヤクルトの容器にも、1日あたりの摂取目安量は1本と表記されている。
しかし、ある日ヤクルトのホームページを巡回していたとき「乳幼児を除いて一日に何本飲んでもかまいません」との記述を見つけた。何ですとー!
ぼくにとっては衝撃的なこの事実。もう自分を抑圧することはない。大好きなヤクルトを心ゆくまで飲みまくってやろう。
(榎並 紀行)
夢のジョッキヤクルト
ヤクルトにはシロタ株という中小企業みたいな名前の菌が1本あたり150億個も含まれているそうだ。これが生きたまま腸に到達することにより腸内環境を改善し、おなかの調子を整えてくれる。
飲みすぎると腸内がシロタ株だらけになり、大変なことになるのではないか、とこれまでのぼくは考えていた。もともと胃腸が強いタイプではないのだ。
一方で、一度に大量に飲むと血糖値が上がって危険という説もあるようだが、そこは若さで乗り切りたいと思う。
ちなみに分かりやすく評価すると以下のようになる。
ビールジョッキ&ヤクルトの評価
せっかくなので、この機会にいろいろな飲み方でヤクルトを楽しんでみよう。次はちょっと優雅な気分で、シャンパングラスにヤクルトをそそいだ。
シャンパングラスは既存の容器のまま飲んだ時と飲み口があまり変わらない。口をすぼめて飲む形状のため、ちびちびとしか喉に入ってこないのだ。また、ジョッキと違ってヤクルトが舌に直接当たるので、口の中に甘さが強く残る。以上のような理由から低評価となった。
やはりヤクルトは喉を鳴らして豪快に飲むべきだ。
喉と舌にドバドバとヤクルトが降り注ぐ。とても贅沢で幸せな気分だ。正直、皿に注いでみたときはそのあまりの量にたじろいだが、一気に飲めてしまった。ここまで15本分のヤクルトを摂取しているが、まだまだいけそうだ。