こうなりました! ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
果たして油性マジックは読んだのか?
左に示すのがカテゴリ2のマーク。その下が結果のスコア。
見てのとおり、油性マジックであるマッキーとマイネームは、どちらもほとんど読まなかった。見た目には真っ黒なのにとても不思議だ。それに対してここ数年のヒット商品であるゲルボールペン(シグノ)が大殊勲! 水性ボールペンとの世代交代をマークシート読み取られ能力の差でも発揮する格好となった。
そして意外と健闘したのが色鉛筆の黒。ここまで読むとカテゴリ4のクーピー黒にも期待がかかってくるところである。
平均スコア4.7 いまや懐かしいこのペン。スコアは惜しくも奮わず
平均スコア15.0 現在の最高スコア。僕も普段愛用しています。
平均スコア2.0 マジックの代名詞ともいえるマッキー、歯が立たず。
平均スコア2.0 同じくネームペンの代表格。油性マジック弱し。
平均スコア10.3 雨に対して弱いこのペンも、マークには思わぬ能力を発揮。
平均スコア11.7 なよっとした頼りない質感と裏腹に大健闘。意外と頼れる草食男子。
墨汁を、絵の具を、紙皿に出して塗る。
筆ペンは? そして墨汁は? 絵の具は?
続いてカテゴリ3。 このへんまでくると、かなりおかしなものが出てくる。墨汁を取り出して塗り始めたときは、「お、墨汁が出てきましたね!」と、セコニックの高橋さんに朗らかな笑みが見られた。墨汁はさすがにセコニックでも実験したことが無いようで、社員の御三方もちょっとだけ興味有りの眼差しでこの実験を見守ってくださった。そして結果は左下のとおり。
くどいけど、WBは「ホワイトボード」です。↓ ↓ ↓
お父さんに夏休みの自由研究を見守ってもらっているような気分になりました。
びっくりしたのは筆ペンと墨汁の差。墨汁がきっちりと読まれるのに対して、筆ペン、ほとんど読まず。そしてそれよりさらに読まないのは万年筆(インクはParkerのブルーブラック)。気持ちいいくらいに認識されない。やっぱり時代の差か。逆に完全パーフェクトのスコアをたたき出したのは黒の絵の具。「おそらく顔料がいっぱい入ってるのでしょう」との分析を高橋さんから頂いた。
平均スコア15.7 あの粉っぽさは読みそうだな、と思ったら予想通り。
平均スコア0.0 びっくりするくらい読まず。マークの時代には用のない文具なのか。
平均スコア1.3 染料系と書いてあるのを使いました。顔料系は読むのかもしれない。
平均スコア15.3 筆ペンと打って変わってこのスコア。日本の伝統強し。
平均スコア16.0 出ました! 完全スコア! 文句なしです!
炭。削りカスを燃やして作りました。
じゃあ「炭」は読むのか
最後にカテゴリ4の結果発表。 今回の目玉は「炭」だ。センサーが炭素に反応しているのなら、純粋な炭素の塊「炭」にも反応するのではないかと思い、急遽松沢さんにライターをお借りして、鉛筆の削りカスを燃やして炭を作った。
また、カラフル関係も試してみようと思い、赤鉛筆、青鉛筆、緑色蛍光マーカーもトライした。結果は左下に示すとおりである。
炭の結果はいかに!? ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「炭で塗るって発想がすごいなあ……(笑)」と藤田さん。
たったいま僕の手によって誕生したばかりの炭が、予想外の高スコアをたたき出した。11.3! 本体である2H鉛筆を越えるスコアである。炭、すげぇぜ! さすが純正炭素! しかし、赤鉛筆と蛍光ペンはまるでダメ。何も認識していない状態だ。青鉛筆も一応、何かがあると認識してくれている程度。やはり純正のセンサーで色物を認識するのは、かなり難しいようだ。
平均スコア0.0 全く認識されず。同じ鉛筆なのに無念の赤鉛筆。
平均スコア2.0 赤に比べればややマシかな、程度。基本的には読まないようです。
平均スコア11.3 粉粒ぽさが足らないのでどうかなと思ったら、意外な結果。グッジョブ。
平均スコア11.3 想像以上の高数値! 2H鉛筆を越えています。
平均スコア0.0 マーカー、とはいうもののやっぱり読まず。まあ無理ですよね。
ここで高橋さんから画期的な提案!
僕のどうでもいい実験に笑顔で付き合ってくださったセコニックの御三方だったが、初めて見るものもあったようで、「おー、なるほどねー」とこの結果を眺めてくださった。意外と興味を持ってもらえたようだ。 一通りの結果を分析し終えた後、高橋さんがこう言った。 「これ、可視光センサーで読んだらどうなるのかな」 そして高橋さんは可視光線センサーを取りに行って下さった。というわけで実験はさらに可視光センサー編に続きます!