作品No.16「生きる」
今回の自信作がこれ。ひもが一本ちょろっと落ちている。
これが「生きる」なのか?と言われてもそれは僕にもわからない。だけどこれが「生きる」なんです、って誰かに言われたらなるほどと飲んでしまうだろう。家に上げておやつを出してあげてもいいくらいだ。
そういうあやふやなところに一本筋を通してしまう「生きる」の圧倒的なパワーがおもしろいのだ。
作品No.19「生きる」
またも人ががんばって作ったものを身も蓋もない感じのタイトルにしてしまうシリーズ。
「生きる」と「LOVE」という二大「とりあえずそう言っておけばなんとかなるかもしれん」ワードがコラボレーション。
茫洋とした投げやり感が素晴らしくどうでもいい。この感覚、何かに似てるなと思ったら、最近家でこっそりしてる貯「パンの袋留め」だ。
あれも貯まるとどうでもいい空気が漂うのだ。
石川がチョイス今日の「生きる」第4位
おっちゃんに着目した時点でぼかし処理をすることに今決定しましたよ。
人撮っちゃったシリーズは新橋の駅前の撮影班も。この後わんさか酔っ払いを撮るのだろうか。それも「生きる」方法だ。
作品No.21「生きる」
店の分電盤か何か、外に出てる箱に落書きやステッカーが。びっしり、というわけでもなくて、バランスが悪い。
精一杯悪いことできるやつは同じくらい善いこともできる、そんな話はよく聞くが、一番たちの悪そうな中途半端な悪さ、「うわっ、食べにくい!」と最初に思うような悪さである。
しかしそれでも「生きる」に収まる。みんなみぃんな腹の中、とお腹をさする「生きる」というやつは怪物である。対して、元木はくせもの。野球音痴の僕がなぜか唯一覚えている野球知識がこれだ。
作品No.22「生きる」
SLの持つ愚直なまでの直進性がたまらない。例えば今向こうから「ポッポー!」と声に出した男が走ってきたらどうだろう。
「生きてる!この人…生きてる感じがする!」きっとあなたはぎゅっと受け止めようとすることだろう。
そして男はあなたを思いっきり跳ね飛ばすのだ。男だと思ったそれは蒸気機関の鉄の塊であるからだ。
つまりそう、それが産業革命だ。(途中で自分でもよくわからなくなりました)
石川チョイス今日の「生きる」第1位
ひものやつはどうでした?
ヒモは意味ありげ過ぎてちょっとダメでしたね。ほんとにただのゴミじゃないと。 あと「使ったあと」って感じが大事。
にょっきりしてる高層ビル群も「生きる」にふさわしいが、これが建つに至った労力を全部無にしている
じゃあそれに倣って言うだけ言って逃げてしまいましょうか。
そうですね、明日には全部忘れましょう。