母カレーが出来上がっていく
パッケージ作り、まずはボンカレーのロゴをトレースして「母カレー」というロゴを作成した。ママカレーというネーミングも考えたのだが、それはあまりにも気持ち悪いのでやめておいた。
続いて先ほど撮影した母親の写真を切り抜いていく。奇麗に印刷出来るように高解像度で撮影したら、モニターいっぱいに母の顔が現れた。
これまでに培ってきた画像処理のノウハウを母の顔に使っている。これは正しいことなのだろうか? そして、母親はこれを喜んでくれるのだろうか? ふと、不安になった。
裏面のデザインは「ククレカレー」のものをベースに作成した。渋谷のスーパーをまわったのだが、どこにもボンカレーが置いてなかったのだ。
デザインデータが完成したら、今度は箱の制作に入る。 工作用紙に展開図を描いて、カッターで切り落としていく。
慎重に作業しなくてはならない。
今回は指を切る事もなく、無事に箱が完成した。
この箱にデザインデータを出力した物を貼っていく。
これでパッケージは完成だ。
あとは、実家から持って来た母カレー入りのラムジップを完成した箱の中に入れるだけである。
これで、「母カレー」の出来上がりである。
我ながら、かなり忠実にボンカレーを再現出来たと思っている。どうしても本物のボンカレーに近づけないのは、モデルが母だからだと思う。あと、青いTシャツ。
ちなみに、裏面も細部までこだわって作っている。
というわけで、これが住家の母カレーである。 皆さんも母親のカレーをパッケージ化してみてはいかがでしょうか?
今回、母カレーを作るにあたって、ボンカレーのパッケージを見ていてある事に気付いた。ボンカレーのパッケージは、「私がつくりました」という生産者シールの先駆けなのではないか、と。そしてすぐにそれが間違いだと気付いた。松山容子さんはボンカレーを作った訳ではない。
しかし、住家の母カレーは生産者シールの役割も果たしているのだ。 だからどうした? と聞かれても困るのでそれは言わない約束でお願いします