不要になったパラボラ

去年の暮れに引越をした。
以前住んでいたマンションでは衛星放送受信用のパラボラアンテナを取り付けていたが、引っ越し先のマンションには共同受信の設備があるので、パラボラが必要じゃなくなった。
そのまま捨てればよかったのだが、パラボラを捨てるなんてあまりにももったいないので、ずっと保管していた。

当初は、部屋に飾ってインテリアにしようと目論んでいたのだが、狭い部屋にパラボラはちょっと大きすぎて、圧迫感が出てしまう。
その上何の役にも立たないというのでは、さすがに不快なので、これを有用なものにすれば、部屋に飾っておいてもいいのではないだろうか、と思ったのだ。

ロゴつき

このパラボラアンテナの購入時、ビックカメラのアンテナ売り場で「一番安いのを下さい」と係の人にお願いしたら、このパラボラともう一つ、ビックカメラのロゴが入っていないものをすすめられた。
店員さんは500円（くらい）高いけどビックカメラのロゴが入っていない方がいいですよと言うのだが、僕はビックカメラが好きなのでロゴ入りの方がうれしいと答えたら、店員さんに握手を求められた。

結局設置後は、パラボラアンテナの表面を眺めることはなかったので、ロゴがあろうがなかろうがどっちでもよく、安い方を買って得をしたということになった。
部屋に飾った時も、このロゴがアクセントになってかっこいいと思うが、やっぱり無駄なただのオブジェを置いておくゆとりはない。

照明器具にしてみないか

酒を飲みながらパラボラを眺めていたときに、照明器具にしてはどうだろうかというアイディアがひらめいた。
電波受信部分を取り外し、そこに光源をつけてパラボラに反射させれば、間接照明のランプにならないだろうか。

皿を光らす

ということで、まずはパラボラのお皿の部分を磨いて、光を反射させなければならない。
サンドペーパーを使って塗装を落とし、鏡面に仕上げようと思う。

ところで、パラボラアンテナの特徴として、指向性が鋭いことが上げられるが、光を照射した場合は拡散するのかそうじゃないのか、何時間も考えたけれどよくわからなかった。