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ちしきの金曜日
 
共食いキャラ・ブタさんスペシャル

これでもか、の共食いキャラ数で勝負

東京有楽町にある韓国料理屋さん。共食いキャラショップかと思ったよ。

共食いブタがいらっしゃるお店ベスト3。まずは東京は有楽町の韓国料理屋さん。「共食いキャラクター韓国編」でも述べたが、かの国は日本と肩を並べる共食いキャラ先進国である。そのお国の料理の店となれば、さもありなん。

いささか「わかっててやってる」感じがあり、共食いキャラ鑑賞家としては鼻につくが、そこを開き直りと物量で押しきったその手腕には素直に拍手を送りたい。


なぜかスーパーマンのいでたち。その実態は、共食いキャラ。 パンチパーマというよりはおかあちゃん、という感じのヘアスタイルの共食いブタも。目の下のクマが気になる。

最も眼を惹くのが看板中央のこの共食いオブジェ。かわいい。かわいいだけに、かわいそう。 店内を覗いてみたら、そこには金のブタさんの列が。どこまでも共食いブタでかためてくるお店である。

共食いキャラのキャップに共食いキャップが!これまでになく罪深い感じがする。「おいしいヨ!」て。 コック帽でどうぞどうぞ、と入店を勧める共食いブタ。かわいい。見れば背後になんだか恨めしそうに見やるブタも。

 

悪ノリ共食いブタ

つぎにご紹介したいのは、神戸の中華街、南京町のお店である。これが悪ノリもはなはだしいのだ。


ぶたまんの元祖というこのお店。店頭がやや不穏なことに。

クラブ活動でもご紹介した老舗である。舌の出方が謎な共食いキャラでつとに有名である。 老舗感を全く感じさせない3D共食いブタをフィーチャー。ポーズ、舌、そして目のイキっぷり、どこをとっても非常事態である。共食いを勧めるあまりに精神に破綻を来してしまったか。かわいそう。

さらにダメ押しなのが、こちら。大きく口を開けさせてなにごとかと思えば、 なんとゴミ箱。共食いキャラであるだけでなく、口からゴミを入れられてしまうとは。

どうだろうか。単に共食いであることを越えた新次元に達している。かなりの悪ノリではあるが、これはその表現をデフォルメすることで共食いキャラの存在そのものを世に問うているのだと解したい。

あまりにも当たり前になってしまっている共食いキャラ。みんながスルーしがちだが、それでいいのか、と我々に訴えているのだ。さすがは老舗である。

 

純粋共食いキャラに癒される


オーソドックスな奇をてらわない佇まいも見事な名店である。

最後にご紹介したいのは、道頓堀のお店である。食い倒れの街として有名なこのエリア。その評判は、共食いキャラ界においてもダテではなかった。

既にご紹介した2店が、いささかイロモノ過ぎるのに対し、こちらの作品はあくまで素で勝負。派手さはないが、共食いキャラ鑑賞本来の味が楽しめる逸品である。

「わかっててやってる」ものの、その物量と突き抜けた描写であえてお勧めした前述の2作品だが、やはりこういう「純粋共食いキャラ」が個人的には好みである。

大阪にお出かけの際は、ぜひ訪れてほしい。


満面の笑みで仲間の肉を調理する共食いブタコック。共食いキャラかくありたし、といったところか。

暖簾のほうにはまた異なった雰囲気のブタさんが。こちらはあきらかに食材になる方のブタっぽい。子豚といっしょというのが、涙を誘う。

おどろいたのは、暖簾の上に施された共食い飾りガラス。我が子が皿の上に乗っているのを笑みと共に見る共食いブタさん。切ない。

ウシバージョンも。

今後も地道に集めていきたいと思います

路上に置かれたお店の看板をみると…

わざわざこんな写真が。こうまでして共食いキャラを生み出したい我々人間とはなんなのでしょうか。

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