先日の日曜日の夜。外出先で大事なことを思い出した。そうだ!今日はあの日じゃないか! 時計を見ればいま22時。まだ間に合うぞ。
(大山 顕)
大橋ジャンクションの架設工事だったよ
すっかり忘れていたのは、大橋ジャンクションの架設工事。2009年4月20日の午前1時からだった。どうしてこんな大事なことを忘れていたのか。しっかりしろ。
押っ取り刀でかけつけてかろうじて間に合った。これこれ。これが見たかったのだ。
手前にいるのが日本に数台しかないという800tクレーン。とにかくでかい。でかすぎてなんだかよく分からない光景が広がっている。800tだよ。800tっていったい何トンだよ、ってなもんだよ。
場所は東京は渋谷からほどちかい池尻大橋。いぜんみんなで見学しに来たあのジャンクションだ。このクレーンはそのとき見えていたもの。あのときはじっと佇んでいただけだったけど、今夜はちがう。真夜中は別の顔だ。
今回のこのショーは、建設中の大橋ジャンクションと首都高渋谷線をつなげる工事の一工程だ。あらかじめ作った高架道路の一部をどっこらしょと持ち上げて、橋脚のうえに乗せる作業だ。
上の写真で、クレーンの向こう側にあるやんわり曲がった巨大なものがその道路の一部。こんな巨大な質量のものが宙に浮いている光景は眼前にあってもにわかには信じがたい。こんなの夢にも出てこない。
興味ない方には同じにしか見えないような写真を並べてしまって申し訳ない。でもすごいんだからしょうがない。