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ロマンの木曜日
 
あの、ハチミツをすくう道具を使ってみる

ハチミツすくい開始

本日は陽気もいいので、会社の近所の公園に移動して、ハチミツのすくいやすさ調査の開始だ。
今日用意したのはチューブタイプのハチミツである(スーパーにはそれしかなかった)。
だったらそのままパンに塗ればよさそうなものだが、それを言っちゃあおしまいなので、言わないことにする。


公園でーす
実験のためチューブから紙コップに移す

 

一度にたくさんすくえる

ハチミツ×ハニーディッパー
          〜憧れがこの手に〜

いよいよ憧れのハニーディッパー初体験である。
やや緊張しながらひだひだをハチミツにつけて持ち上げたところ、ずっしりと手ごたえがある量のハチミツをすくうことができた。
すくいあげたときにくるっと回すと、ハチミツはすっと切れ、いつまでもだらだらと垂れていない。

パンの上に垂らすときも、ちょうどよい量が落ちてゆく。
やっぱり専用の道具は便利だ。
これがあると、朝の食卓も楽しくなりそうだ(そもそも僕は朝食は食べないけど)。

すくいやすさ:★★★

ハチミツの切れもよい
あっというまに虫が寄ってきた


すくえる量は少ない

ハチミツ×もんじゃ焼きのヘラ
          〜シンプルさが魅力〜

つづいての道具はもんじゃ焼きのヘラである。
これも「専用の道具」に位置づけられるだろうが、シンプルな形状なのでなんにでも応用がきく。

ハチミツも例外ではなく、特に問題なくすくうことができたが、先端が平坦なので、すくえる量は多くない。
すくった後の垂れは少なめだが、そもそもすくえる量が少ないせいだろう。

使って使えないこともないが、積極的に使うこともないという感じだ。
もし他に道具がなければ、これでもいいだろう。

すくいやすさ:★★

 

たくさんすくえるが、切れが悪い

ハチミツ×紅茶の葉をすくうやつ
          〜切れが悪くてアリが集まる〜

次は紅茶の葉っぱをすくうための道具でハチミツをすくってみる。
これも専用の道具だが、ハチミツもすくうことができた。
すくう部分が大きめなので、たくさんの量のハチミツをすくうことができる。
しかし、すくった後の切れが悪い。
いつまでもハチミツがダラダラと垂れてしまい、タイミングよくパンの上にのせないと、テーブルが汚れてしまう。
今日はテーブルではなく地面なので、こぼした直後からアリが集まってきた。

すくいやすさ:★

この企画、大丈夫ですか?

この辺で、今日の企画の問題点が浮き彫りになり始めた。
当たり前のことしかしていないのだ。
茶さじでもハチミツがすくえるなんてこと、あまりにも明白だ。
企画として成立するんだろうかと悩み始めたところに、近くの工事現場で作業をしていたおじちゃんが話しかけてきた。
「何やってるの?」というので、企画趣旨を説明したところ、
「へー、いい仕事だね」と言って立ち去っていった。
たしかにそう思う面もあるが、これはこれでいろいろ苦労もあるのだ。


いい仕事だねー

 

たくさんすくえて使いやすい

ハチミツ×ラーメン屋さんにあるやつ
          〜100円で手に入る時代〜

気を取り直して進めよう。
次の道具は、ラーメン屋さんでしょう油ラーメンのタレをスープを注ぐ前のどんぶりに、ちゃっと入れるあれだ。
子供のころはこれが欲しくてたまらなかったのだが(使い道は考えていなかった)、今ではこれが100円ショップで売られている。
「昔はよかった」という人がいるが、これが100円で手に入る世の中のほうがずっと素敵だと思う。

ハチミツのすくいやすさは、たっぷりとすくえて、しかも柄の部分をくるっと返せばハチミツも切れて、なかなか使いやすい。


すくいやすさ:★★★

 

意外なダークホース

ハチミツ×マドラー
          〜玉が決め手-驚きの使いやすさ〜

このマドラーも、100円ショップで発見した。
ハニーディッパーに形がよく似ているので購入したのだが、ハニーディッパーと違う点は、中に玉が入っているところだ。
「似てる」という理由だけで購入したのだが、これがなんと、とても使いやすいのだ。
ハチミツがしっかりとからまるのがすごい。中の玉が功を奏しているようだ。
さらに切れもよい。これも玉がうまいぐあいに効いているかんじだ。
たぶん、このマドラーを作った人も、ハチミツがすくいやすいなんて知らないだろう。
ダイソーさん、特許とったほうがいいですよ。

すくいやすさ:★★★

この玉がいい
超便利です

 

シリコンのおかげか切れはいい

ハチミツ×便利そうなスプーン
           〜もちょっとすくえたら〜

このスプーンは先端がやわらかいシリコン製だ。
カップに入ったヨーグルトなどを食べるときに、縁のところまでスプーンが当たるので便利だと書いてあったのだが、ハチミツではどうだろう。

すくう部分が平たいため、量をすくうことはできないが、シリコン製だからか、パンにのせたあと、ヘラの部分にハチミツが残らない。
この点は便利なのだが、量の少なさが残念だ。


すくいやすさ:★★

 

たぶん普通だった

ハチミツ×ジャムスプーン
          〜どうだったか忘れました〜

最後にハチミツをすくうのはジャムスプーンという名称で売られていたものだ。
今回唯一木製の道具で、ハチミツをすくうとこじゃれた感じになるのだが、その反面、使い勝手は悪かった。
いや、よかったんだっけな。
すいません、忘れました。
とにかく、記憶に残っていないってことは、可もなく不可もなくという感じだったんではないだろうか。
このへんから、もうかなりどうでもよくなってしまっていたのははっきりと覚えている。
ハチミツにもそろそろ飽きてきたし。


すくいやすさ:忘れた



 

 
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