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硫黄くさいスプーン |
私ごとで恐縮だが、先日「銀のスプーン」を購入した。文字通り銀製のスプーンだ。銀製の食器を持ってるなんて貴族みたいな気分だ。何気ない僕の日常に貴族がやってきた。
でも実はそのスプーン、まだ一度も桐の箱から出していない。ぴかぴか過ぎて引いてしまうのだ。あまりにもきれいなシルバーなのでもったいなくて使えない。貧乏性ってやつですね。
僕としては、まっさらよりも、ある程度使い込まれた「いぶし銀」くらいの状態の方がちょうどいい。その方が対等に付き合える。
というわけで、今回はぴかぴかの銀を「いぶし銀」にしたいと思います。ゆっくり温泉などに浸かりつつ。
(榎並 紀行)
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