駆け抜ける青春、駆け抜ける野立て看板

東京から滋賀方面に向かうならば、交通手段はもちろん東海道新幹線。朝イチで駅弁と気付けのドリンクを買い込んでのぞみに乗り込む。

とりあえず米原まではのんびり行きますかはははは車内販売のおねえさん一丁ビールでも、と思っていたけど、そいやこんな「見てきて」があったんだ。仕事の前にも仕事だぜ。

黄色のキャラとＱＲコードだけの野立て看板‥これは興味をひかれる。そもそも新幹線からＱＲコード認識なんてムリでしょ！そんなある意味トマソン的看板、気になる。

依頼文中にもあるけど、探すのはいわゆる野立て看板。以前大山さんが記事にもしていたけど、「727」とか「ローズテクニー」なんてのはあちこちで見る。しかし「ある一枚を探す」ってのは結構大変じゃないか？

依頼文の地図に地域指定もされてるけど、実際はかなり幅広く大垣〜彦根間くらいだそう。新幹線の駅でいえば、岐阜羽島のちょっと先から米原のちょい先くらいの間。微妙なピンポイント指定。やれんのか。

とりあえず闘いは名古屋を過ぎてから。深川めしをいただきつつ合戦の地へ。‥考えてみれば岐阜−米原間って関ヶ原だな。まさに決戦の地に向かうがごとし。ぶおー（ほら貝）でジャーンジャーン！（銅鑼）な心意気。

さて腹も膨れたころには新幹線も静岡あたり。ちょいちょい現れる野立て看板を実戦に備えて試し撮りでもしてみようか‥と撮りだして気づいたのが、撮影が予想以上に難しい！

窓から看板を発見し、撮影不可能なポジションまですれ違うまでわずか５秒程度。しかもピントを合わせて撮るとなるとホントにワンチャンス。下写真も実際はかなり大きく撮ったものの拡大した一部だったり。

ちなみに大山さん記事では「ステファニー」だったのがイタズラされたのか、「テファニー」になってるのが時の流れを感じます。今回探すのは依頼者が見たのは2006年頃、あるだろうか‥。

窓にガバと張り付き、斜め前をガン見。なんせ発見しても５秒もすれば遠く過ぎ去ってしまうのだ。野立て看板は小鳥よりも早い。

長良川を越えて大垣市に入る。文中にあるとおりの「田んぼ」をひたすら見る、見る、見る‥。

あんれー？ちなみにこの後もう一度岐阜羽島→米原のこだまに乗ったけれど、やはり発見出来ず。まだ米原〜彦根間を検証はしてないけれど、依頼文の路線の５分の４くらいは確認してるはず。

しかし、この後の取材の流れを考えると、米原より先の新幹線に乗るのは断念せざるを得ないッ‥。ということで中途半端ですが結果とさせていただきます。くッ！あーあ、ＱＲコードの看板ナマで見たかった！