水戸光圀はラーメン王国の夢を見るか?
舶来品のラーメンを食べた光圀は、「これはうまい。これは必ずや未来のこの国で国民食としてもてはやされるだろう!」と妄想したかどうかは分からないが、僕はこのラーメンを食べて美味しいと思っているのは確かな事だ。うまい! うまいじゃないか、水戸藩ラーメン。
ちょっと写真では分かりづらいのが残念なのだが、麺も少し違う(写真左下)。茶色いのだ。そばの色合いにちょっと似ている。これがなぜ茶色いかと言うと、麺にレンコンがすり込まれているらしいのだ。ラーメンの麺が黄色いのは、“かんすい”と呼ばれるいわば食品添加物を使っているからだとか言われているのですが、茶色いレンコン麺は胃腸の粘膜を保護したり、疲労を回復させる効果があるようです。
しいたけやメンマなどがふんだんに入っているのも嬉しいですね。
食べ終わったあとは、なんだか血行が良くなったような気がしました。
この水戸藩ラーメンが気に入ったのは、僕がイメージするラーメン感と一致していて、「薬膳」、「ラーメン」双方の要素を多分に満たしたラーメンだったからです。いやー、薬膳ラーメンってこういうことを言うのか。最後の取材でようやく薬膳ラーメンの意味が分かった僕は、納得して帰路についたのでした。
杏苑
東京都三鷹市下連雀7-9-4
0422-45-1948
21時30分ラストオーダ―。22時閉店。
あと、このお店の近くには『コメダコーヒー』もあります。
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