少なくていいものもある
ごはんに味が付いてない場合は具の量が重要性を帯びようが、今回は麺に味が付いている。だから具は足りなくても問題はない。なんらない。…が。
ちょっと寂しいじゃないですか、という話です。
「これっぽっちか」という気もするし「これだけ入ってたら十分だよ」という気もする。
この分量でやっていこうと思ったら、そりゃあ具を表面に集中して配置しますよねぇ。理解できます。ええ。
野菜オンリーかと思いきや、なんと肉まで入っていた。素直に嬉しく、またありがたい。たぶん全部一緒に食べていたら、肉の存在に気付かなかったことだろう。
麺だけでも食べられるのだが、せっかくなので具と麺とを交互に口に入れ続けた。
主食と副食との味付けバランスが逆転していることに気づき「あれ?」となった。
普通は逆だろう。濃い味のおかずでごはんを食べるのが通常だと思うのだが、これは麺の味が濃く、具が薄味だったのだ。
もちろん残った麺は単独でズルズルと食べた。きっとこの手の食べ物は、具に頼らずに済むよう主食にきちんと味を付けることで成立しているんだろうな、と思わせるほどに、しっかり味の付いた麺だった。
ということは、次もそうなのか?
なんとシンプルな!
細かすぎて抽出できなかったネギを除く4種類の具を、いとも簡単に皿の上に移動させることができた。
自分で作る場合は調味料に頼らず、なるべく素材の味を大事にしたいと思う。でもそれをやるとなると、具が大量に必要なのだ。
この場合、具とごはんを分けられたらツライ。
やっぱり具の量うんぬんを語るには、味の付いてない主食に的を絞るべきなのかもしれない。