紹介しましょう
前ページを「減ったのだった」というガッカリした口調で締めてしまったが、気落ちしているわけではない。逆に喜んでいるくらいだ。
この手の食べ比べ実験は、対象が10種類を超えると何がなんだか分からなくなる。過去に何度か同じような記事を書いている経験上、それがわかる。…うん、9種類くらいがちょうどいいかもしれないぞ。
てなわけで以下、ズラズラとツナ缶を見ていただきましょう。まずはオーソドックスに、油に漬かった昔ながらのタイプの製品からスタートです。
上の5つが、いわゆる「油漬け」と呼ばれるタイプの商品たちだ。油がてらてらと光り輝き、つい「これだけで食べたい!」と思ってしまうほどの魅力に満ちている。
ちなみに私が「ツナ缶買ってきて」と頼まれたら、買っていくのは上の5つのうちのどれかです。ご了承ください。
続いては「中は、いったいどんなことになってるんだろう?」と長いこと疑問を抱いていた、ヘルシー路線のツナ缶を見ていただこう。
以上4つが、ヘルシーを謳ったツナ缶たちだ。写真を見ていただければ一目瞭然だが、どれも汁に色が付いている。油が無色透明なだけに、つい「あれ?」と思ってしまった。
それと、中身を皿に出すときの感触が、猫を飼っていた頃に毎日やっていた「猫缶を皿にあける」に似ていて、それもちょっとした発見だった。
特別招待選手
…と、ここで特別に、カツオを一種類だけ紹介させていただきたい。せっかく買ってきたのだ。過去にマグロだと思って食べていたかもしれないだけに、ちょっと素性が気になるじゃないか。
ちなみに気になるカロリーだが、油漬けの場合で一缶210〜250kcalとなっている。ただしこれは油を含んだ数値なので、汁を捨てればもっと低くなるだろう。
それに引き換え、油不使用タイプはほぼ50〜60kcalというケタ違いの低さである。さすがに「こんなに違うのか!」と驚かされた。
なるほど、これは「ヘルシー」を謳いたくもなるだろう。「汁を捨てれば低くなる」とか言ってる次元の話じゃない。
これで合計10個のツナ缶が揃ったことになる。
「10種類を超えるとワケが分からなくなる」と書いた直後にこのザマだ。完全に危険水域に達してしまっているが、果たしてこの食べ比べ、大丈夫なんだろうか。
でも既に缶を開けているのだし、もう引き返せないところまで来てしまった。これは食べるしかない。というか、早く食べたいです。