カウンターだけの店内はかなり年季が入っていた。そして、この店に僕の王将好きのルーツを感じた。
そもそも、僕が王将好きになったのは今から6年ほど前に遡る。世田谷区の祖師ケ谷大蔵に住んでいた頃、家のはす向かいが王将だったのだ。「家から近い」最初はただそれだけの理由で通っていた。それがある時を境に、王将の味の虜になってしまったのだ。しばらく食べていないと「ああ、王将が食べたい」と独り言を言ってしまうほど、王将の味にはまってしまった。
その祖師ケ谷大蔵のお店の雰囲気が、この出町店と良く似ているのだ。自由な張り紙が貼ってあるところとか、お店独自のサービスがあるところとか、古いビックコミックスペリオールが置いてあるところとか。 |