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はっけんの水曜日
 
いろいろな魚でひれ酒を試してみた

カワハギのひれ酒を試してみる

さてフグのひれ酒がおいしいということを再認識したところで、ここからが本番である。

いろいろな魚でひれ酒を試すにあたって、最初に思いついたのがカワハギという魚だ。


これがカワハギ。刺身の肝あえが絶品。

このカワハギはフグの親戚だが毒はなく、食べておいしい魚である。よく釣りにいく魚なので、こいつでうまいひれ酒ができれば、今後自宅でひれ酒が飲み放題だ。

フグと同様に、よく洗って乾かした尾ビレを弱火でじっくりと炙る。こうやってみると、カワハギのヒレはフグよりもずいぶん厚みがあってしっかりしている。これはいいダシがでそうだ。


今回は試飲段階なので3匹分だけ用意した。うまかったらうれしいのだが。 弱火で炙るも、さっそく焦がした。

三枚のヒレのうち、一枚を思いっきり焦がしてしまったので、都合二枚のカワハギヒレで作ったひれ酒。

コップの色が黒なので分かりにくいが、ちゃんと酒が色づいているようだ。


フグのヒレが軍手だとすると、カワハギのヒレはグローブ。

飲んでみて小さくガッツポーズ。ほぼフグのひれ酒と同じ味に仕上がったのだ。

飲み比べてみれば確かにどこか違う味だというのはわかるのだが、それだけで飲むと、どっちもおいしいひれ酒である。手作りのヒレだったが生臭さも皆無。

フグの方が若干ダシが濃いかなという気もするが、単純に入れたヒレの数の問題っぽい。もしかしたら私が居酒屋で飲んでいたひれ酒は、カワハギのひれ酒だったのかもしれない。

カワハギのひれ酒、家で作る分には毒もないし十分うまい。

 
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