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フェティッシュの火曜日
 
バーミヤンのカードゲームを作る

いざ、勝負!

 夜中に友人をバーミヤンに呼びだ出して、やるのはバーミヤンのメニューをモチーフにした手作りカードゲーム。かなりのバーミヤン好きを名乗っていいと思った。

 では簡単にゲームのルールを説明しよう。以下、ありもしないゲームのルールなので読まなくても今後の人生にまったく影響はないが、結構考えて作ったので興味があれば目を通して欲しい。


勝負の前にはカードをよく切ろう

手札を見る目も真剣だ



「バーミ王」のルール

 ゲームは1対1のターン制で、交互にカードを出したり使ったりしながら先にカロリー計2500の料理を食べた方が勝ち。

 カードは4グループに分けられる。

  • メインメニュー : costを消費して、calのポイント分食べる
  • サイドメニュー : costを消費して、calのポイント分相手が食べるのを阻止する
  • エクストラメニュー : costを消費して、個々に補助効果を発動する
  • 呼びボタン : 各メニューを使うためのcost300

 手札は7枚からスタートし、1ターンの流れは以下の通り。

→ 使用済みになってるカードがあったら、元に戻す。

→ カードの山から1枚引き、メインメニュー・サイドメニュー・呼びボタンカードを各1枚ずつまで場に出す。

→  カロリーを摂取するために、場に置かれたメインメニューカードを使う。使用コスト分だけ場にある呼びボタンカードを使用済み状態にする。

→ 相手の場にサイドメニューがあれば、相手は料理を食べるのを阻止することができる。プレイヤーが食べることができるのは(メインメニューのcal−サイドメニューcal)ポイント。両カードは胃袋に入る(使えなくなる)。

→ 相手のターン。

 エクストラカードはいつでも使える。例:酒は相手のカードを1ターン使えなくする。デザートは相手のカロリーを減少させる。


ホイコーロウをポーク焼売で阻止!

こんな感じで場に並べたり重ねたり


 なぜサイドメニューが相手の食事を妨害できるのか? なぜデザートを食べると相手のお腹が減るのか? そもそもなぜバーミヤンで食べることが対戦になるのか?

 そのような現実との整合性は考えていない。バーミヤンのメニューでTCGを作りたいという熱意が、ここまでのルールを僕に作らせたのだ。


細かいルールも決めている



 実際にプレイしてみると、このカードとルールの完成度が意外と高くて驚いた。メニューに書かれているとおりのカロリーと値段をそのまま料理の能力にしたので、ゲームにならないのではないかと危惧していたが、そんなことはなかった。

 だいたいの傾向として低価格なメニューはカロリーが低く、値段が互いとカロリーも高い。つまり、強いカードほど使いづらくなっていることがゲーム性を高くしているのだ。さすがバーミヤン、と思ったが関係ないかもしれない。



ハデにカードを出したくなる

ちゃんとゲームになりました


 思ったよりゲームらしくなったために、深夜のバーミヤンで「フライドポテトでバーミヤンラーメンを阻止!」や「ご飯セットで牛肉とピーマンの細切り炒めを補助!」などと言ってしまった。恥ずかしい。が、それほど白熱したのだ。

 時間を忘れて、この手作りTCG「バーミ王」で遊んだ。

バーミヤンよ、永遠に

 大好きなバーミヤンをいつまでも忘れたくないと思い、バーミヤンでTCG「バーミ王」を作ってみた。「バーミ王」の意外な完成度の高さのせいで、半ば当初の目的も忘れかけていたが、そうしたあれこれも、またバーミヤンに関する思い出の一つとして心のアルバムに綴じられていくのだろう。

 今後の展望としては、ガストやサイゼリヤなど他のファミレスのメニューと対決させてみることが考えられるだろう。

ほんとになくなるのか?

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