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ひらめきの月曜日
 
グッドタイミング研究

自動改札はボウリングだった

頭のなかでボウリングの助走を意識しての改札通過。どうだろうか。一瞬とまどいもあるが、かなりきれいなフォームで改札を抜けられているんじゃないか。

つまり、自動改札はボウリングであったということだ。私はボウリングが下手だが、だからこそ同じようにこれまで自動改札を通過するのも下手だったのかもしれない。

駅そばもボウリングなのではないか

自動改札を通り抜けるというタイミングを追及する、それだけでずいぶんと時間もページも費やしてしまったが、ボウリングのフォームを応用してリズムを合わせ、グッドタイミングを作るコツのようなものがわかってきた。

こうなったらどんどんボウリングでいこう。

そうだ、駅そばなんてどうだろう。


さきほどの改札のまさに隣にも、駅そばが。なにやらやたらにおめでたそうなメニュー

駅そばや立ち食いそばといえばアレだ。そば うどんかを店員さんに伝えるタイミングが非常に重要になってくる。

言うのが早すぎる伝わらないし、まごまごしていると「そばー? うどーん?」と忙しいときなど急かすように聞かれてしまって慌てる。

ここもグッドタイミングで「そば」と答えたい(私はそばが好きです)のだ。

常連らしきプロのサラリーマンのみなさんの様子などを見ると、食券をおきながら間髪入れず、というのがセオリーのようだ。やってみよう。


ボウリングのため、久しぶりにやってきた駅そば。見据えて、「アドレス」 駅蕎麦で食べるのはいつもカレーそば。食券を購入。「プッシュ・アウェイ」

食券を出す場所を即座に見極め。「ダウンスイング」
この店はカウンターへ出すのだな、「バックスイング」
食券を出しながら、「フォワードスイング」
力強く言う、“そばで”。 「リリース」

ボウリングをしに駅そばに通った

実は今回、駅そばのタイミングを習得するため久しぶりに駅そばに行ったのだが、色々と勝手が変っていて驚いた。

まず、食券の時点で「そば」と「うどん」が分かれている店が結構ある。「そばで」といわなくてもいいようなシステムになってしまっているのだ。

その他、食券はカウンターに出すのではなく、席まで店員さんが取りに来る(その際にそばかうどんかを聞いてくれる)という店まであった。

何軒かをまわってようやくボウリングのタイミングどおりにそばを注文することができた。わざわざボウリングのフォームを当てはめるためにタイミングをつかみやすい店に行くとは本末転倒だが、気分がよかったので気にしない。


ボウリングのため生まれてはじめて駅そばをハシゴ。2杯目ということで、生まれてはじめてかけそばをオーダー

駅そばは色々なシステムの店があることが分かってしまったが、では、コンビにはどうだろう。会計時の会話はかなり定型的だ。

個人的に「領収書ください」のタイミングがうまくいかないことが多いのでこれもボウリングにして練習してみよう。


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