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はっけんの水曜日
 

手軽に始めるロッククライミング・近所編

ここまでたどり着く前に。

ロッククライミングは魅力的なスポーツだが始めるにはやはりそれなりの準備が必要となる。道具を揃え、体を鍛え、休日を岩に捧げるのだ。

やりたいけど、そんな苦労するの嫌だ。

準備段階ですでにひるんでしまうそんな方に、今回は日常生活の中でも手軽にはじめられるトレーニングを紹介したい。

安藤昌教


ロッククライミングとは

一口にロッククライミングといってもその中には様々な分野が存在する。山の難所を登るためのクライミングや純粋に岩によじ登ることを目的としたクライミング。さらにそれぞれの内部にはより細分化されたジャンルがある。

この時点ですでに初心者にはしきいが高い。まずもって何から始めたらいいのかさっぱりわからないのだ。

今回はまったくの初心者が岩山へ取り付く前にやっておくといいことをクライミング歴数ヶ月の僕なりにまとめてみた。これを読んで少しでもロッククライミングに興味を持ってもらえるとうれしいです。


岩が君を待っている。

クライミングはロープ等道具を使う登り方と、身一つで登るやり方とに分けられる。身一つで登るのをボルダリングというのだが、ボルダリングは手軽に始められる反面、あまり高い所まで登ると落ちたときに痛い目にあう。上の写真のような適度に高い岩山を登る場合にはやはりロープが必要だろう。

ロープを用いたクライミングの場合、まずもちろんロープが必要となる。頂上に支点を設けて、そこにかけたロープを命綱として登っていくのだ。このロープ、登りたい高さやロープの種類にもよるが、だいたい50メートルで2万円前後する。

このくらい高いとロープがなきゃ怖い。  

ロープの次にハーネスという器具が必要だ。ハーネスは腰に装着してロープと自分とを繋ぐ。他にも実はチョークバッグやらカラビナやらヘルメットやら靴やらが必要なわけだが、全部書くと絶対やる気がなくなるのであとは山用品店で驚いてほしい。

あなたがもし勢い余ってロープやらハーネスやら道具一式を買ってしまったとしよう。そうしたらもちろんいてもたってもいられなくなるわけだが、ここで一つ問題が発生する。ロープで登るには下で持っててもらう人(ビレイヤーといいます)が必要なのだ。

ロープをハーネスにしっかりと縛ります。  

自分自身でビレイしながら登る方法もあるが、それにはさらに高度なテクニックが必要となるので手を出す前に一度冷静になってビレイヤーを探した方がいい(安全のためにも)。

しかしパートナーも同じくハーネスやらの装備を揃えなきゃいけないので、ある程度趣味力に余裕のある相手を確保したいものだ。

もう片方は下にいるビレイヤーに持っていてもらうのです。  

 

最後の準備が最難関

さあ、ここまでの準備が奇跡的に整ったとする。岩を目の前にしたあなたはいよいよ登りはじめるわけだが、その前に最後の準備がある。

支点を作るのだ。

 

これから支点を作りに行きます。

支点は登りたい岩の頂上に設置する。そこからロープを垂らすには、まずそこまでロープをかけにいかなきゃいけないのだ。この段階ではビレイは効かないのでロープを担いで身一つで登る必要がある。

正直これが最大の難関なんじゃないかと思う。

 



この岩の向こう側に支点を作りたい。 が、そこまで行くのが一苦労。

 

支点を作る作業はかなりの高所で行うことになる。これは間違っても初心者はしない方がいい。目がくらんで落ちる。

 

右上で作業している人が今支点を作っています。

岩の頂上にはいろんな杭が設置されているので、これらに紐をかけて支点とします。


ここまでの準備が整ってようやくあなたは登りはじめられるわけだ。どうだ、長い道のりだろう。実はこの他にも「恐怖」とか「体力」とか、やり始めると次々と問題が発生する。はっはっはー。

こんな趣味、手軽にはじめるにはハードルが高すぎやしないか。練習したくても前準備だけで疲れてしまっていつまでたっても岩が見えてこない。

しかしこのクライミング練習が、じつは日常生活でも手軽にできてしまうのだ。今回は山に行かずとも、装備を揃えなくともできるクライミングを紹介したい。

やっとこさ登り始められるわけです。  

 

 

 
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