自分の顔を切ったり印刷したり
石川:「穴あきメガネを自然に見せたい」。これってほんとによく見えるんですか?
乙幡:うーーー
乙幡:ん・・
乙幡:まあ
乙幡:まあ
乙幡:です
乙幡:ね
乙幡:察していただければ幸いです。
石川:細切れぐあいで察しました。この記事、自分の目にキリ刺してますね
乙幡:イタタタ、ですわ
石川:photoshopにしろ紙にしろ、自分の顔を切るときのあの感覚ってすごく独特ですよね
乙幡:あと自分の顔印刷すると、何か成し遂げた気になりますよ
石川:そうなんですか!あ、肖像画的な気分でしょうか?
乙幡:現代アートの方向に勘違いというか
石川:そっちか。並べて大量印刷するとよさそうですね。
乙幡:白い部屋にスキマなく貼り付けて
石川:その壁がゴゴゴゴって迫ってくるといいですね。
プリントゴッコで学ぶ故事成語
石川:同じ自分を印刷する記事ですが、現代アートどころか手工業のにおいがするこちらも。「今こそプリントゴッコでフルカラー印刷を」
乙幡:古賀さんがあんなにプリントゴッコ好きとは思いませなんだ
石川:「年賀状が刷りたいという気持ちがあふれ、当時寝室だった畳の部屋を無言で転がりまくった記憶さえある」。これはなかなか書けませんよ
乙幡:「好き過ぎて転がる」って、比喩じゃなかったんですね
石川:故事成語みたいなものかもしれませんね
乙幡:「刷好過転」。プリントゴッコ好き過ぎて転がる、の意
石川:転じて、何かが好きすぎて転がることのたとえ。あ、転がるだけに「転じて」なんですけど。
乙幡:転じても結局転がるハメに
石川:乙幡さんはプリントゴッコ使ってたことありますか?
乙幡:弟が使ってましたわ。刷ったハガキを立てておく台だけ見たことあります。「なんだこのラジエーターみたいなの」って思った記憶があります。古賀さんの愛とは対極の乾きですな
石川:僕は実家で使ってましたよ。2ページ目の3枚目の画像に出てくる電球、あれって1回使うと割れちゃうんですよ。で、飛び散らないように周りが柔らかい樹脂で包まれてるんですけど、その樹脂を指でメリメリ押して、中のガラスを粉々にするのが好きでした。
乙幡:蜂みたいですね、1回刺して死ぬ
石川:そう考えるとはかないですね。そしてそれに顔を書いていたのが古賀さん。笑顔のままバキバキになってる電球を想像すると泣けます
乙幡:「何とか活用できないかと」顔を描くって。それエコですか
石川:エコじゃないですよね。それがエコなら犬に眉毛をかくのもエコですよ
乙幡:犬をなんとか使えないかと眉毛をかく。もうわからなくなってきました
記事に詰まったら賃貸サイトを見てます
石川:では最後にもう1本、なんだか幻想的な記事で終わりにしませんか。「色のつく影絵を作る」
乙幡:「ざるに絵」で始まり「色の影絵」で終わる
石川:どっちも影絵
乙幡:うっかり心温まりますな。色の影絵は単純だけどすごい着想ですよね。そういやそうだよなという
石川:思いつくところにひとつハードルがあって、「やろう」と思うところまでにもうひとつハードルがありますよ
乙幡:だからいやんなって飲みにいっちゃったり
石川:乙幡さんは記事に躓いたときは飲みに行くタイプですか?
乙幡:いや、部屋の整理するほうです。あと賃貸サイト読みふけります
石川:賃貸サイトは渋い!
乙幡:次はどんな部屋いこうかなーと。なら仕事して稼いでおけって感じですが
石川:羽ばたいてますね。妄想の翼が。そういうのひっくるめて妄想工作ですかね。僕はマンガ読み出すほうです。しかも何回も読んだやつを。何回も読んだマンガはアルファ波が出ますよ
乙幡:何のマンガですか?
石川:手塚治虫とか吉田戦車とかですかね。ジャンルとか面白さより、「昔からうちにあるやつ」みたいな。中学のころ買ったやつとか
乙幡:私はハードディスクに録った「相棒」とか「攻殻機動隊」を仕事中流してますね
石川:それもアルファ波ですか?
乙幡:なんか流しちゃう。見てないけど。アルファですね。
石川:やっぱアルファですよね。行き詰ったら。
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