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フェティッシュの火曜日
 
フェス!ジャンボうさぎのフェス!

ジャンボうさぎプレゼントゲーム

抽選でジャンボうさぎの子が当たるという簡単なゲーム。だがその簡単さでうさぎを気軽に手に入れると、家に帰って飼育の難しさにギャフンと言うらしい。


先ほどの子ウサギはプレゼント用のものだったのだ

意外とすごいコーナーだった

実際の様子を見ていると4〜5人に1人くらいの確率で当たっていた。さすがに当てたら大変なことになると思い、このコーナーは見てるだけにした。

ちなみに2〜3kgの子ウサギも上手にやれば1年間で6〜8kgくらいまで育つそうだ。室内で飼わなくていいらしいのだが、問題は夏の暑さでクーラーや扇風機を使用して調節してやらないといけないそうだ。まあでかいし、何より生き物だから覚悟がいる。

だが現場はそんなことおかまいなしにバンバン当たる。雪が降る前あたりに公園に捨てる人が多い、と司会の方が言っていた。


うさぎ当たり券の入ったダンボールと対峙する人たち。
この何ともいいがたい距離感がいい。秋田まで来た甲斐があった。

「オーッ!当たった!」と注文に応える当選者
子供が気軽に当ててくるのであちこちで「どうしよーっ!」というお母さんたちの悲鳴が上っていた

司会のお父さんが独走する

このイベントになって司会のお父さんのバルブが全開となった。

第一陣の抽選が終わったあとの「静かなゲームですが当たったらおもしろいと思いますので感激してください。」というアナウンスでおかしいなとは思っていたのだが、第二陣には「当たった!というおもしろみをジェスチャーで表現してください。」という注文を出していて私たちの度肝を抜いた。

事態を理解した当選者たちは「オーッ!」と声をあげたり、大きくガッツポーズしたり、と見事に注文に応えていた。私たちはほらちゃんと大人だよねという空気にみんな包まれていた。だがしかし。

「何かいまいち喜びを感じねーなー。」と司会者の驚くほど低い声が響いて全員が戦慄した。

次の回では大げさに喜ぶ人はいなかった。もう喜び方についてはふれなくなったが、寂しそうな声で「今年のみなさんは感激がないですね。」と漏らしていた。漏らしたといってもマイクを通じて会場中に漏れていた。うーん、すごい。と、僕はメモをとるのに必死だった。

後に聞いた話では、この司会の方は公民館などで色々仕切ったりする仕事をずっとされてた役場の方なんだそうだ。独自の発展を遂げた話術に合点がいった。来年のフェスティバルにもぜひ出てもらいたい。このジャンボうさぎフェスティバルの名物は意外とこのお父さんなような気がする。


フライングディスクビンゴ大会

このまま手ぶらで帰れるか、と挑んだフライングディスクビンゴ大会。フリスビーでいわゆるストラックアウトをし、一列そろえばビンゴである。力の要らない競技のため、特に子供さんが多かった。しかし我々は本気だった。


ヒューン、カーン。(枠に当たる1投目)
ヒューン、カーン。(枠に当たる2投目)
ヒューン、カーン。(枠に当たる3投目

失笑の中、参加賞のハンカチか何かをいただく
ところが石川はすでに一枚を射抜いた!今大会初ビンゴとなるか!?

またも惨敗

投げても投げても鉄の枠。「ヒュンと投げてカンと音がするリズム感がおもしろいな。」と思ったときには、もう負け癖というものがついてしまってるのがわかった。失笑にも正直なれてしまっていた。

続いて石川くんが挑戦。運動とは対極の人生を歩んできた彼にはもはや何の期待もしていなかった。だが今日の石川はちがった。ほら一枚、二枚、もうリーチだ!

なんとここにきて石川が大活躍!

真剣な石川には申し訳ないのだが、的に当たるたびにオー!と子供たちとそのお母さんたちからあがるのが可笑しくてしょうがなかった。(ちなみにこの日はおしゃぶりとよだれかけの落し物場内アナウンスがあった)

秋田まで来て小学生やその下の子供たちを蹴散らす石川。と思ったのだが、筆者は逆に蹴散らされていたことを思い出しアッ!と声をあげそうになった。


なんと!石川は3枚を射抜いてダブルリーチに到達した!未就学児の期待もピークに!

果たして石川は人生初の投擲種目優勝を飾れるのか!?子供はもう飽きてしまっているが!
 
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