明治の五大監獄のひとつだった旧長崎刑務所が取り壊されるということで、昨年取り壊しの直前に内部が一般公開された。その様子を以前「衝撃の廃墟/旧長崎刑務所を訪ねる」という記事で書いた。
あれから約1年半。たぶんもう壊されてないんだろうと思いつつも、その後どうなったかずっと気になっていた。というわけで、行って見て来た。
ついでに、同じく五大監獄のひとつだった旧鹿児島刑務所跡も先日見て来たので、そちらの様子も紹介したい。
(T・斎藤)
壊す前の様子
まずは復習の意味を込めて、昨年(2007年)5月に撮影した写真を見て、壊す前の様子がどんなだったかを思い出して頂きたい。
せっかくなので、前回の記事には載せなかった写真を選んでみた。
…という、実に凄まじいシロモノだった。 明治の貴重な建造物だけに保存を求める声も強かった。が、あまりの崩壊ぶりに維持することが困難そうだったのと、市の財政事情などもあって市が買い取ることができず、国が民間に売却、取り壊されることになった。
以上は2007年5月に撮影したものだが さて、これが一年半後の現在、どうなったのか?
上の写真をよく眼に焼き付けてから 次のページへと進んでください。