ねぶたボルテージ急上昇
6時にあたりの様子を見に外へ出た。「本当にねぶたが行われるのか?」といった疑いはすぐにどこかへ行った。
なぜなら、外は人でいっぱいだ。さっきまでは歩く人しかいなかったのに。
いつの間にか、観客の数が増えている
アーケードは歩きづらいくらいだ
さっきまで閑散としていた商店街は、人で溢れかえって歩きづらいくらいになっていた。
警察官たちも、集まって話をしていた。これからもっと人で混むのだろう。警備の方、よろしくお願いいたします。
パトカーも巡回しだした
気になっていた出店のほうも、僕が休んでいる間に準備がされていた。肉とかホタテとかが焼かれるいい匂いがするし、ビールもよく冷えている。ねぶたじゃなくて、これを楽しみに来た気さえする。
誰もいなくてさみしそうだったシートやイスは、人と荷物が乗ってようやくお仕事開始だ。
イカも、肉も、ホタテも、ビールも売っていた
空いている場所にシートを足す人
みんなが場所取りをする中、道路が封鎖されてねぶたが運ばれてきた。
ねぶたは、周回コースの所定の位置についたらそのまま待機する。時間になったら一斉にスタートし、だいたい2時間で一周して、先頭から順番にラッセランドに戻っていくのだ。
この日は大型ねぶたが16台、こどもねぶたが15台運行するみたいだ。
ねぶたがゆっくりと、確実に、所定の位置に運ばれてくる
ねぶたは所定の位置についた。ハネト達や、祭囃子の奏者たちがそれぞれチームになって気合いを入れている。観客も増えきった様子で、いよいよなんだなという気がしてくる。
空が暗くなって、花火の音がした。ねぶた祭りスタートの合図だ。