手作りのからすみと市販品を食べ比べてみると、やっぱり結構別物だった。まず干し加減がぜんぜん違っていて、市販品は水気が少なく、よりぎゅっと詰まった感じである。
手作りのからすみは干す時間が短かったのか、塩っ気が足りないのか、あるいは根本的に素材が違うからなのか、比べると水分が多くて柔らかい。からすみというよりはタラコをイメージさせる歯ごたえ。
卵のツブツブも、大きさ自体はだいたい同じなのだが、市販品は一粒一粒がしっかりとしていてる。だからといって、市販品のほうがおいしいかというと、どっちもおいしい。
からすみとしてどっちが正しい、正しくないという問題はあるかと思うが、それはよくわからないので不問としたい。 |