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ちしきの金曜日
 
連携プレーに憧れる 〜大分・とり天めぐり〜

別府駅


2日目

2日目は別府市にやって来た。
別府はとり天発祥の地との説があり、大分市と争っているそうだ(大分発祥という説もある)。通りすがりのおじさんがそう言っていた。

この日は、ざんはわの2人の取材がメインで、レンタカーを借りてあちこち移動。食事の時だけ、とり天めぐりに付き合ってもらうことにした。

たしかに、別府発祥を謳う看板もあった
別府も、とり天・天国だ。
うまそうなメニューがいっぱいあった
お昼は、別府郊外にある「レストラン・リボン」というところで食べることにした。理由は、コンビニで買ったタウン誌に載っていた写真が美味しそうだったから。

石川さんが目的地の場所を調べる。
大北さんがカーナビをセットする。
斎藤が運転する。

ここに来て、なにやら少しずつ連携プレーっぽくなってきた。

注文は3人とも違うのものを注文。
先に来たのは大北さん、次に石川さん注文のものだった。これがすんごいうまそうで、
「私もこれにすればよかった!」
と羨んだ。この時点では。

大北さんが注文した「チキン南蛮定食」。うまそう!
石川さんが注文した「とり天丼」。うまそう!
斎藤が注文した「とり天定食」。やっぱりこれもうまそう!
ここのとり天は、しょうゆダレに付けて食べるスタイル。

が、自分が注文したとり天定食も、負けないくらいうまそうで、ひと安心。とり天がこんもりと盛り上がってるところが、なんとも嬉しい。

が、大北さんが頼んでいたチキン南蛮もやっぱり気になる。

ここで連携プレーだ!

大北さんのチキン南蛮と、私のとり天を2、3切れずつ交換。無事、どちらの味も楽しむことができた。連携プレーだ!

……………。
冷静に考えるとこれは単に「交換した」と言う。
が、一人ではできない技であることだけはたしかなので、ゆるく連携プレーと言ってもいいだろう。

連携プレーが炸裂! (一人ではできない技だ)

午後も記事のネタになるものを探して、あちらこちらへ。


午後もネタ探しにあちこち移動。

石川さんが目的地の場所を調べる。
大北さんがカーナビをセットする。
斎藤が運転する。
というスタイルは、なにやら本格的に確立されて来た。
初めの頃は私も目的地の場所を確かめるなどしていたが、途中からは自分の役割に徹することに決め、大北さんがナビにセットした通りに忠実に運転することにした。

連携プレーのポイント4:
自分の役割に徹することで、連携感が強まる。
役割以外のことはするな。

石川が調べる。
石川の情報を元に、大北がナビセット。
ナビがセットされる。
大北がセットした通りに斎藤が運転。

こうして写真を並べてみると、なかなか連携してる感じが現れているように思う。

が、そうは思えないと言うかたのために、さらに連携プレー感を打ち出した画像も用意してみた。

これが連携プレーだ!!

…連携プレーだ!

…。

(単なるドライブかな)

ラスト・トリテン

最後に訪れたのは、繁華街から近い「グリルみつば」というお店。出発前にネットで調べたとり天の店を、リストにして印刷しておいたのだが、そこにリストアップしていたものの中から、
・現在地点からの距離
・定休日
などの条件からここを選んだ。

ステーキなどもあるお店。

 

困難が訪れる

一日の疲れを癒す旅先でのビールは最高だ。
が、私は今は運転手なので飲めない。

でも、とり天にビールはたぶん最高だ。
でも車だ。

お!来たぞ。来た来た。
困難が訪れた。こんな時こそ、連携プレーで切り抜けねばならない。さあどうする?どうする?

そうだ、ふたりに飲んでもらえばいいのだ!

おつかれさま〜。

まるで
「私の代わりにトイレに行っておしっこして来てくれ」
みたいな解決策になってしまったが、連携プレーのためならやむを得ない。

ぐはっ!! うまそ〜!
ううっ、とり天にビール、うまそう!!

それにしても、とり天にビールは真剣にうまそうだ。

と、そこへ定食も登場。

私は定食を。
こんなにボリュームたっぷりで一人前。

ここのとり天は、ガーリックの香りが効いており、これがなかなか食欲をそそる。見た目と違って味は意外と薄味で、皿の下の方に溜まっているタレと絡めることで丁度いい塩気になる。

とり天にごはん、うめぇ〜

序盤の時点で薄々気付いてはいたが、連携プレーは難しい。物語のように華麗に連携プレーが決まるのはもしかしたら物語の中だけの話で、実際は猿カニ合戦だって、こんな感じかもしれない。

  • 栗は弾けるが、猿に命中しない。
  • カニが待ち伏せてる水瓶に猿が来ない。
  • ハチは普通に猿とバトルして負ける。
  • うんこは避けられる。
  • でもウスが屋根から落ちてくるのだけは想定外で、しかも破壊力としてはこれ1コで充分。猿死亡。

…というのが、真実なのかもしれない。

それと、夜中にとり天の画像を見ながら記事を書くのは非常に厳しかったです。

とり天&ビールを諦め切れず、
ホテルに帰ってから飲みなおしました。

 
 
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