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ひらめきの月曜日
 
三番瀬夜間散策会

まずは海藻チェック

真っ暗な海へ向かって歩いていき、まず最初に出逢ったのが海藻達だ。何も考えずに踏みつけて歩いていたのだが、これらは食べようとすれば食べられる海藻なのだという。


今まで踏んでいた海藻も食べられるとわかると急にありがたみが増す。

アオサ。味噌汁の具や青海苔などに。 オゴノリ。茹でて緑になったものが刺身のツマに。

今までに食べたことのある海藻達が、この船橋の海にモリモリと生えているのがなんとなく心強い。もし食糧難になってもこの海にくればなんとかなる気がしてきた。いや、どうだろう。

 

生き物を捕まえながら沖へと進む

海藻もいいけれど、せっかく来たからにはやっぱり動く生き物達が見たい。今日集まった老若男女が真っ暗な干潟で網でザブザブやったりスコップでホジホジしたりして魚やエビカニを追いかけ回す。


網でザブザブと魚捕り。ずぶ濡れ。 スコップでホジホジと貝掘り。砂まみれ。

とはいっても、冬の夜の干潟はそれほど生き物がたくさんいる訳ではないので、誰かがエビを捕まえるとオー、ハゼを捕まえてオー、という感じ。誰かがなにかを捕まえるたびにみせてみせてと人が集まってくるちょっとした宝探しだ。

ちなみに今日の参加者の約半数は三番瀬フォーラムの関係者なのだが、彼らはゴカイとかエビを見て、「ああ、これは○○ゴカイですね。」とか「これはヒゲナガ○○エビですね。」とか、すぐに名前がでてきてカッコイイ。

みんなで捕まえた生き物達はこちら。


見慣れたヤドカリも夜に見つけると嬉しい。 これはスナモグリ。アナジャコではない。

エビ。小さいけれどけっこういた。 クラゲ。今日は食べません。

個人的には今日いちばんグッときた、顔みたいなカニ。甲羅に目と口があるのだ。 かわいい真っ白なカニ。

マテガイの殻を見て「塩もってくればよかった!」と叫んでしまったが、ここに生息しているのではなく、殻が流れ着くのだという。 仮面ライダーアマゾンみたいなタテジマイソギンチャク。

フォーラムの人が捕まえた15センチほどのハゼ。夜の干潟にどよめきが走った。 ギンポ。これを捕まえた人が今日のヒーローとなった。

ハゼにギンポ、普段の釣りだったら別にどうってことのない魚なのだが、今日は捕まえた人が心底うらやましい。

昼間みてもどうってことのない小さな生き物達が、夜の干潟で見るとプライスレスな宝物のように見えてくる。うなぎパイが「夜のお菓子」と名乗ることで独特の価値を持ったように、「夜の干潟」で採れる生き物達は特別なようだ。

大人になって夜に遊ぶことが当たり前になってしまったが、こういう夜のアウトドア遊びをやると、子供の頃に感じた「家にいないといけない時間に外にいる、ちょっと悪いことをしている感じ」が蘇ってきてとてもワクワクする。今が夏だったらこのまま勢いに乗ってカブトムシでも捕りにいきたいところだ。


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