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ひらめきの月曜日
 
三番瀬夜間散策会

暗視カメラを持ってきた

今までの写真はフラッシュを焚いて撮影したものなのだが、どうも干潟の暗さが伝わらない気がする。そこでウェブマスター林さんから借りてきた暗視機能付きのカメラの画像をお見せします。

楽しい干潟散策会の様子が、一気にホラー映画風になるよ。


満月の夜に干潟で起きた悲劇。その主犯と、 墓を掘る共犯者達。

干潟に足を踏み込んだその先では、 若者達が輪になってマイムマイムを…。

だからなんだという話なのですが、このカメラ、楽しいです。

 

海苔ひびを目指そう

生き物捕りに夢中になっていると全然先へと進めないので、この辺で海苔ひび目指してどんどんと前進することになった。


こっから先は漁業権がある。クリスマスプレゼントに漁業権が欲しい。 満潮時は2メートルくらいまで水がくるそうです。

看板のポールにびっしりとついていたフジツボ。カイではなくてカニの仲間。

先行者がいないとどっちに進んでいいのかまったくわからない真っ暗な干潟をズンズンと進んでいくと、壁のない巨大迷路みたいな建造物がぼんやりと見えてきた。これが目的地の海苔ひびだ。

なにもない干潟に唐突に出現する海苔ひび、なんだかモアイ像とかストーンヘンジみたいな遺跡のようにも見える。ここでUFO呼んだらくるんじゃないだろうか。


遺跡みたいでかっこいい海苔ひび。なにかパワーを感じるぜ。

テトラポット以外についた海苔をはじめて見た。 海苔の研究をするためにきた大学生。干潟と服装のギャップがいい。

しかし三番瀬っていうのは、本当に歩いても歩いても水深が変わらない海だ。これだけ遠浅だと埋め立てたくなる気持ちもちょっとわかるけど、今後も絶対に埋め立てないでもらいたいものです。

 

潮が満ちる前に帰ろう

我々が海苔ひびにたどり着いた頃、ちょうど干潮時間となった。まだまだこの干潟に残って遊んでいたかったのだが、潮が上がってくる前にさっさと戻らなくては。

すでにどっちの方向から来たのかがまるっきりわからないので、ここではぐれたら確実に満潮となる6時間以内に死ぬしね。


帰りは「底引き網」とかいいながら網を引きずって帰りました。

 夜の海遊びって楽しい

ウナギ釣り以外で夜のアウトドア遊びはあまり経験がなかったのだけれど、夜間散策会に参加させていただき、夜独特の雰囲気にちょっと取り憑かれてしまいました。

ひとにはあまり勧められませんが、夜遊びって楽しいです。

陸に上がると、あたたかいうどんが待っていました。

※夜の海はとても危ないので、もしいく場合は必ず詳しい人といきましょう。
※私はよく友人の母親から、「うちの子にあぶない遊び教えないでください!」と怒られる子供でした。

取材協力: 三番瀬フォーラム
撮影協力: 坂 祐次

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