小石原さんのおすすめ肉料理はホルモン!
昼間のどんぶり対決が終了し、いよいよディナーは肉料理。小石原さんのおすすめは四谷三丁目の「焼肉 名門」のスーパーホルモン。スーパーホルモンについては何はともあれ左の写真を見てもらったほうが早いだろう。
何がスーパーかと言うと、つまりはその長さである。牛のホルモン1mを切らずにそのまま提供する。
焼肉名門の2代目の店長でありスーパーホルモンの考案者でもある店長のヤッキー中村さんにお話を聞くことにした。
梅田「これはすごい迫力ですね」
中村「どうせ食べるなら楽しく食べてもらいたいんです。それで、このスーパーホルモンを考案しました。これのおかげで、3000万円ぐらい貯金しましたわ。一頭の牛から腸は4〜5mほど取れるんですが、おいしいところはだいたい半分ぐらいです。昔、テレビで一頭分をまるまる焼いたときは、お店中にホルモンが張り巡らされてました。『たまたま通りかかった人が何の店やねん』と言ってましたわ。わっはっは」
そんなマシンガントークのヤッキー中村さんはなんと、焼肉料理屋のおもしろ店長として一部で有名で、徳間ジャパンからCDデビューも果たしたそうだ。
中村「CD発売時はTBSの『うたばん』にも出ましたし、スポーツ紙全紙で取り上げてもらいました。デイリースポーツは一面。そんだけたくさん取り上げてもらって、今のところ4,000枚しか売れてないらしいんですよ。偉い人に怒られましたわ。わっははは」
ヤッキー中村さんに関するネットの記事(ほんの一部)
・ヤッキー中村「焼肉ぶる〜す/焼肉音頭」がついに発売!(CD Journal.com)
・徳間ジャパン「ヤッキー中村」公式
≪調理のこだわり≫
梅田「調理のこだわりはありますか?」
中村「あのね、僕は調理人が偉そうに調理のこだわりを語るのが一番大嫌いなんですよ。焼肉に関していえば、それは確かに仕入れの目利きは大事かもしれませんが、ええ感じに焼いたらそれでしまいなんです。だからこだわりとかは特にないかもしれませんね」
梅田「じゃあ焼き方にコツはありますか?」
中村「そんなたいそうな話やなくて、ただ愛を持って焼けばいいんです。料理は愛ですよ。一生懸命愛を持って育ってられてきた牛を最後にアンカーとして焼くわけですから、焦げさしたり生焼けで食べては牛がかわいそうですから」
梅田「なるほど」
中村「ハツ、レバ、センマイ、この3品は焼いてもうまいが出んのです。それ以外のものはよく焼いてあげて、甘みを引き出してあげることですね。いい肉は甘いんですよ」
中村さんによると、店長がホルモンを焼く間、お客さんのみんなの視線が肉に集中するという。確かに焼ける肉というのは、どうしても目が言ってしまう。
中村「こうやって皆さまの人生の貴重な人生の5分間を、肉が焼けるためだけに費やしてもらうんですよ」
梅田「店長さんの漫談も、ちょうど焼肉が焼ける時間に合わせているんですか?」
中村「まんだんひさこ」
梅田「あ、ダジャレ」
中村「おれ、こんなこと言うからCD売れへんねんやろうな。わっはっは。(タレを取り出して)あ、これがうちの店のSTSS」
梅田「STSSってなんですか?」
中村「スーパー・トップ・シークレット・ソースです」
梅田「へぇー…」
とにかくおしゃべり好きの店長に乗せられていると、あっという間にこの店自慢のスーパーホルモンが焼きあがった。 |