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ひらめきの月曜日
 
グルメライターと行く『本物のグルメV.S.B級グルメ』対決!

肉料理対決編


これが焼肉名門名物スーパーホルモン。切らずに、そのまま出すので迫力がすごい。写真が店長の中村さん。

一本を店長がじっくり焼いてくれる。所要時間約5分のアトラクションだ

いい感じに焼きあがってきた

それを切って、さらにひと焼きし、仕上げる。よだれMAX!

小石原さんのおすすめ肉料理はホルモン!

昼間のどんぶり対決が終了し、いよいよディナーは肉料理。小石原さんのおすすめは四谷三丁目の「焼肉 名門」のスーパーホルモン。スーパーホルモンについては何はともあれ左の写真を見てもらったほうが早いだろう。

何がスーパーかと言うと、つまりはその長さである。牛のホルモン1mを切らずにそのまま提供する。

焼肉名門の2代目の店長でありスーパーホルモンの考案者でもある店長のヤッキー中村さんにお話を聞くことにした。

梅田「これはすごい迫力ですね」
中村「どうせ食べるなら楽しく食べてもらいたいんです。それで、このスーパーホルモンを考案しました。これのおかげで、3000万円ぐらい貯金しましたわ。一頭の牛から腸は4〜5mほど取れるんですが、おいしいところはだいたい半分ぐらいです。昔、テレビで一頭分をまるまる焼いたときは、お店中にホルモンが張り巡らされてました。『たまたま通りかかった人が何の店やねん』と言ってましたわ。わっはっは」

そんなマシンガントークのヤッキー中村さんはなんと、焼肉料理屋のおもしろ店長として一部で有名で、徳間ジャパンからCDデビューも果たしたそうだ。

中村「CD発売時はTBSの『うたばん』にも出ましたし、スポーツ紙全紙で取り上げてもらいました。デイリースポーツは一面。そんだけたくさん取り上げてもらって、今のところ4,000枚しか売れてないらしいんですよ。偉い人に怒られましたわ。わっははは」

ヤッキー中村さんに関するネットの記事(ほんの一部)
ヤッキー中村「焼肉ぶる〜す/焼肉音頭」がついに発売!(CD Journal.com)
徳間ジャパン「ヤッキー中村」公式

≪調理のこだわり≫

梅田「調理のこだわりはありますか?」
中村「あのね、僕は調理人が偉そうに調理のこだわりを語るのが一番大嫌いなんですよ。焼肉に関していえば、それは確かに仕入れの目利きは大事かもしれませんが、ええ感じに焼いたらそれでしまいなんです。だからこだわりとかは特にないかもしれませんね」
梅田「じゃあ焼き方にコツはありますか?」
中村「そんなたいそうな話やなくて、ただ愛を持って焼けばいいんです。料理は愛ですよ。一生懸命愛を持って育ってられてきた牛を最後にアンカーとして焼くわけですから、焦げさしたり生焼けで食べては牛がかわいそうですから」
梅田「なるほど」
中村「ハツ、レバ、センマイ、この3品は焼いてもうまいが出んのです。それ以外のものはよく焼いてあげて、甘みを引き出してあげることですね。いい肉は甘いんですよ」


中村さんによると、店長がホルモンを焼く間、お客さんのみんなの視線が肉に集中するという。確かに焼ける肉というのは、どうしても目が言ってしまう。

中村「こうやって皆さまの人生の貴重な人生の5分間を、肉が焼けるためだけに費やしてもらうんですよ」
梅田「店長さんの漫談も、ちょうど焼肉が焼ける時間に合わせているんですか?」
中村「まんだんひさこ」
梅田「あ、ダジャレ」
中村「おれ、こんなこと言うからCD売れへんねんやろうな。わっはっは。(タレを取り出して)あ、これがうちの店のSTSS」
梅田「STSSってなんですか?」
中村「スーパー・トップ・シークレット・ソースです」
梅田「へぇー…」

とにかくおしゃべり好きの店長に乗せられていると、あっという間にこの店自慢のスーパーホルモンが焼きあがった。


小石原さんのおすすめ肉料理

焼肉 名門(四谷)のスーパーホルモン


全長1mのスーパーホルモン(3,000円

都内でももっとも有名な焼肉店のひとつ。何度食べてもおいしい。これはビールを飲まないわけにはいかないですね。飲み込むのがのもったいです。キムチもレバ刺しも最高でした。(小石原)
味もともかく、店長さんのトークが絶品。噛めば噛むほど油がじゅっと出てきて、それはもう天国でした。牛さん、ありがとう。そして、ヤッキー中村さん、ありがとう。(梅田)

収まりきらない写真たち

(左上)お店外観。このあたりは焼肉店が多いので気をつけよう。
(右上)店長が出してくれたキムチ。さっぱりしてて、コクがあって、辛くて、うまー。
(左下)さらに店長がとっておきの肉として紹介したハラミの中でも最も高級とされているサガリを食す。こんなに分厚い肉が焼肉屋でたべられるとは。
(右下)締めはテールスープ風らーめん。テレビで絶賛された逸品です。こんなに白く濁ったスープなのに、味はすごく薄味。

焼肉 名門
東京都新宿区舟町11
03-3357-7748
(平日)17:00〜翌1:00 (土日祝)17:00〜翌4:00
月曜休
https://www.y-meimon.com/ (←公式ではなく、公認サイト)

おまけ
取材中に撮った動画。店長のマシンガントークの雰囲気を味わってください。

 

隠れ家的コンビニ(うそ)のローソン

安心するホットフードの包み紙

梅田も一応肉料理が…

肉体的にも精神的にも大満足。おなかいっぱい。もはや僕の肉料理は省略してもいいような気がするが、一応僕も肉料理のおすすめがあるので、満腹の小石原さんを連れてコンビニに向かった。

小石原「あ、そっか。梅田さんのレコメンドまだでしたね」
梅田「そうですよ。僕の肉料理もなかなかおすすめですよ。ささ、こちらです。この、青空のような素敵な色合いの看板がかかったお店」
小石原「ローソンじゃないですか」
梅田「別名『街のほっとすてーしょん』です」
小石原「知ってますよ」

僕がおすすめしたい肉料理はコンビニのレジ前に置かれているいわゆる“ホットフード”の中でも一番おいしいと思われるあれだ。

梅田「肉料理は正直迷ったんですよ。小石原さん、もちろん『からあげクン」は食べたことありますよね」
小石原「もちろん。わりと好きですよ」
梅田「モスバーガーの『モスチキン』にしようかと思ったんですが、あれも有名ですからね」
小石原「食べたことあります。うん、あれはおいしい。いい仕事してると思った」
梅田「ですよね。食べたことあると思って。と言うわけで悩んだあげくこちらがコンビニライターの僕がプレゼンする肉料理はこれです」


梅田のおすすめ肉料理

ローソンのなんこつ入りつくね棒


税込120円…のところを今日11月26日まで割引中で100円。

もうちょっとコリコリ感がほしい。そして、なんこつと銘打つわりには軟骨の含有率が低い気がする。同じくローソンのホットフードであれば、私は竜田揚げ棒のほうがおいしい気がしました。梅田さんに聞いたらこの日のものは時間が経過しているとのこと。出来立てのものをぜひ味わってみたい。(小石原)
何度も書きますが120円という値段を考慮したらなかなかうまいんじゃないかと思う。なんこつのコリコリした食感がいい。からあげより骨が入っている分健康に良いですよ。いつもの味、と言いたいところだがこのなんこつは時間が経っていたのが惜しまれる。もう一度小石原さんに食べていただきたい。(梅田)

 

 
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