「フルーチェ」を嫌いな人って、いるんでしょうか。
牛乳を混ぜて作る、かんたんデザート。実は、牛乳とクエン酸を化学反応させて、ゲル化させる過程を楽しんで食べるもの…という非常に科学的なお菓子らしいのですが、「フルーチェ」自体には、懐かしい優しい印象しかありません。
小さい頃、お母さんと一緒に作って、家族四人で食べたフルーチェ。修学旅行の夜、こっそり作って、クラスメートと食べたフルーチェ。
インスタントだけど手作り感あふれる、白くてうす甘い、不思議な食べ物、フルーチェ…。
とかいう話を、酒を飲みながらしていたら、
「そういや、フルーチェっぽいお菓子の作り方を知ってるよ」と、知人が。
「なに、それどんなの?」
「すんごーい簡単なお菓子。時間だけは、ちょっとかかるけど、これがなかなか、『うそ!』ってくらい、ハマる人はハマる味。フルーチェとかチーズケーキとかババロアとか好きだったら、イチコロだね」
「…作るー!!」
そんな訳で、ものっすごいテキトーなレシピを教えてもらったので、作ってみたいと思います。

用意するもの、ヨーグルトひとパック、生クリームひとパック(植物性の安いやつじゃなくて、動物性のゴージャスなやつのほうが、美味しく出来るそうです)、あと、ガーゼ、もしくは、さらし。「花てぬぐいを作ろう」という企画の時に買ったさらしが残っていたので、流用しました。一巻あると便利ですよー、安いし。
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