それは、園内の樹木の枝を剪定する作業の重機だった。 チェーンソーや重機のエンジン音が遠くから聞こえてくる。ぼくはなんとも思わなかったが、その時内海さんの目が確かに輝いた。
やおらその音に向かって駆け出す内海さん。そして「ありました!」と満面の笑み。
「これは初めて見ます!」「ああ、来た甲斐があった!」などと感想を漏らす内海さん。どこにどんなピクトさんがいたのかというと。
一時はどうなることかと思った新宿御苑ピクトさん探しだったが、最後は手練れのベテランピクトさんに出会えて満足だった。
しかし上の写真などを見ると、本当の意味で「可哀想な人」というのはぼくらのことだったのでは、と思ったり思わなかったり。