1970年のデイリーポータルZ
古いファッションでポーズを決めればお台場だろうがどこでも昭和である。お台場には派手な色のオブジェも大阪万博に見えるし、車のショールームはモーターショーだ。
だんだん興じてきてノリノリでポーズをとっていたら「デイリーポータルZのひとですよね」と声をかけられた。サイトを見てくれているそうだ。ありがたい。
「林、ふだんはへんな服」って思ってる人がひとりふえた。
なんでも昭和に見えてくる
写真を撮っていたらたまたま走り回っている子どもが写っていた。なんの変哲もないいまの子どもなのだが、昭和が横に現れるとその子も昭和の子どもになった。おそるべし昭和の引力。
コーラやタバコもそれだけならなんてこともないアイテムだが、この雰囲気だと昭和っぽさを引き立たせている。
僕は全く煙草が吸えないのでこの写真のためにはじめて煙草をくわえた。30年前にも煙草を吸わない大人はいたのだろうか。
写真がフイルムだからか
写真がフイルムだと1枚のコストは高いし、フイルム1本で24枚しか撮れない。観光地でカメラの正面でポーズを決めているのはそのせいかもしれない。一回勝負の緊張感。
しかし今回の昭和写真は顔に力を入れて撮ってみたのだが、本当のむかしの写真のように大人っぽくならない。同い年ぐらいだと思うのだけど。