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土曜ワイド工場
 
江戸城探訪
今週(8/27〜9/2)は1日でできる自由研究をお届けしています。
 


大阪といえば大阪城がイメージとしてすぐに思い浮かぶが、東京といえば江戸城というイメージは普通思い浮かばない。

江戸城跡、すなわち現在の皇居は地図で見てもすさまじい広さで東京の中心にどーんとあるわけだが、東京に住んでる人でも聞いてみると意外と 「行ったことがない」 と言う人が多い。かく言う私も、東京には何度も足を運んでるし住んでたこともあったが、しかし江戸城跡を見に行ったことは一度もなかった。

というわけで、今年の夏の自由研究のテーマは、知ってるようで知らなかった江戸城探訪にしようと思う。

(text by T・斎藤



 

予想以上に江戸!

そこには思っていた以上に江戸時代な風景が広がっていた。

江戸城を見に行こうと思う人が少ない理由は、たぶん天守閣がないからだろう。やはり多くの人は
城 = 天守閣
というイメージが強いと思う。が、天守閣がなくともこんなに城らしさがムンムンと出ているのだ。

江戸城の天守は、江戸時代初期に早々と火事で焼失し、その後ずっと再建されなかった。が、実は天守の無い城というのは多くて、大阪城だって大阪夏の陣で焼失した後260年も天守がなかった。

江戸城跡の写真はアングルによってはとても21世紀の東京には見えない。さながら「東京・江戸村」といったようでもある。


でもちょっとアングルをずらすと、そこには大都会・東京のビル群が。

ビルが写らないようにすれば、ほら、江戸時代。

 

ひたすら広い

今回、東京駅で降りてそこから徒歩で巡った。
地図で見ると大した距離ではないように感じたが、実際歩いてみたらとんでもない広さだった。


敷地内。道、広すぎ…。

ひとつひとつのスケールがいちいち大きく、視覚的にも広く感じさせるものがある。

炎天下だったので、熱射病で倒れるかと思った。
帽子および水筒は必需品と言えよう。


ひとつひとつのスケールがでかい。徳川幕府の威光を肌で感じよう。

堀だってこのスケール。

 

外国人率95%

そして歩いている人のほとんどが外国人だ。



外国人率が半端じゃない

見渡す限り外国人。面白いくらいに外国人ばかり。
たまに日本人かな?と思っても、近づくと中国語を喋っていたりする。

そう、つまりここは外国人にとっては日本観光の定番スポットだったのだ。たしかにそう思って見ると、こんなに日本らしさが味わえて、しかも手軽に来られるところは他にない。


 

残りの5%は自由な人々

外国人以外で見かけた日本人は、自由な感じの人が多かった。ホームレスなのか、それとも生き方が自由なだけなのか、私には区別が難しい人々がたくさんいた。


寝てる人とか…

そしてなぜか裸のおじさんがたくさんいた。

この広大な広場にも人がたくさん寝てた

 

 
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