スーパーカー軍団が行く

先頭からポルシェカレラRS、ランボルギーニディアブロ、フェラーリテスタロッサという順番でお店の駐車場を出発。先ほどレクチャーを受けたとはいえ、一人でフェラーリを動かすのはかなり不安。そのうえハンドルがやたら重く、国道に出るだけで一苦労でした。

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国道に出てからは雨が降っていること以外は問題なく、クルマを交代する道の駅までの数十分間フェラーリのドライブを満喫することができました。かなりクセはあるものの、それを手なずける楽しみがあるのかも。想像していたよりは運転しやすいクルマでしたが、でも日常の足として使うのは無理だな。

悪魔に魂を売る

折り返し地点の道の駅に無事到着。

ここでクルマをチェンジ、とうとうランボルギーニ・ディアブロのハンドルを握るわけですが、その前にここでもヴィッツとの比較をしてみます。

もはや、こうして数字を並べてみてもよく分かりません。とにかく、今までに僕が乗ったことのあるクルマの中でもっともパワーがあって、幅が広くて、車高が低いことは間違いありません。あと値段もいちばん高い。

ほとんど実物を見たこともなかったクルマだけに、先代のカウンタックと同じガルウイングドアを開けると、もうアドレナリンは沸騰寸前。さっきまで怖じ気づいていたことも忘れ、狭い隙間からコックピットに身体を滑り込ませます。

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ついにディアブロを運転するときがやってきました。しかしゼロ発進は意外にもフェラーリより簡単で、アクセルを煽らなくても、クラッチをつなげばその巨体はゆっくりと前進します。

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このクルマはすごいです。いや、もはやクルマではなく、戦闘機と言った方がいいのではないでしょうか。エンジンの音、吹け上がり、ハンドリング、車体の剛性感、加速感、どれをとってもその鋭さはテスタロッサの比ではありません。はじめは怖かったのですが、次第にそういったことも忘れ、クルマとの対話に全神経を集中させてしまいます。ギアもクセはなくカチッとスイッチのように決まり、運転しているだけなのに、ひとつひとつの操作すべてが快感になってきます。

このクルマは本当にすごい。僕は完全に魂を奪われました。

ディアブロの中では時が経つのも忘れ、あっという間にゴール地点に到着。
乗る前はあれほど腰が引けていたのに、今はクルマから降りたくなくなっています。それほど、スーパーカードライブは非日常的で楽しかったです。

ところで、最後に気になるお値段をお知らせしましょう。
テスタロッサ試乗1時間つきのランチバイキングが2万円、ディアブロ試乗1時間つきのランチバイキングは3万円でした。
これを高いと感じるか、そうでないかは人それぞれだと思います。でも、例えばボーナスで自分へのご褒美とか、奥さんから旦那さんへの誕生日プレゼントとしては、十分アリなのではないでしょうか。
ちなみに、普通のランチバイキングは千円前後からあるので、乗らなくても食べながら見て楽しむことはできます。

僕もまたいつか、今度は晴れた日に行きたいと思っています。