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フェティッシュの火曜日
 
港区六本木アメリカ

ふるさとは祭にありて思うもの

宿舎の一番奥の広場にはステージに設けられ、また別のバンド演奏や子供たちによるカラテ組み手なんかもあり。芝生に座って見ている人には日本人も結構いるけれど、アメリカ人は6、7割くらいだろうか。これだけ派手なイベントにしては日本人の顔がぜんぜん見られない。帰ってからネット上での告知なども調べたけども、全くといっていいほど情報が見あたらなかっただけに、基本的には在日本の米国人向けなのだろう。

奥の方のメインステージらしき場所ではライブがあったり、抽選会があったり。自分が行った時にはカラテ(と、外国人の場合はカタカナで書きたい)の演武をやっていた。蹴りや突きを受けた側がコロンと転がるのがかわいい。未来のベニー・ユキーデか。


ちょっとフェス状態。
子供のカラテはかわいいよね、洋邦問わず。

さて無料ということで容赦なくビールも進んできたところで、出店の中でもひときわ行列ができてるお店に気づいた。「FUNNEL CAKE」という看板を出したこの店、あまり日本のお祭りやフェスなんかでは見ないようなお菓子を手作りで売ってるよう。


20人くらい行列できてました。
砂糖バンバン!

おー、この砂糖のかけっぷりがいかにもアメリカン。せっかくなので行列に並んでみた。それで買えたのが、このFUNNEL CAKE。


ケーキというよりドーナツですね。

帰って調べてみたところ、あちらのフェスや野球場なんかではおなじみの食べ物なのだとか。「FUNNEL」とは「じょうご」の意味で、じょうご状の器具で生地を油に垂らして作ることからこの名がついてるそう。


デカい、そして甘い!

見た目どおり、てんぷらみたいな食感のドーナツ。揚げたてだし美味しいなぁ。コレ全部ひとりで食べたら、鼻がテカテカしてきそうですが。肉とかビールもいいけど、これが一番国を思わせる味だから一番行列ができてたんじゃないだろうか。


大使館グッズも発売してました。
スタッフの記念Tシャツ。

アメリカでは独立記念日にお祭りが行われる、と聞いてはいたけど、はるか日本でもこうしてやる(本来は7月4日だから日程は違うけども)くらいだから、ホントに大事なんだろなぁ。東京都内で毎年行われる高知の「よさこい」や徳島の「阿波おどり」みたいなものか。

最初は大使館宿舎入れんのかー、ヤッホー!て感じだったけども、彼らの独立記念日の楽しい過ごし方を見てるとちょっと羨ましくなりました。自分もふるさとを思い返すべく、近所のコンビニまでブラックモンブラン(九州ではメジャーなアイス)でも買いに行こうかね。

ゴミ箱もアメリカンだなー。

タイフェスじゃなくてアメリカフェス

以前の安藤さんの記事「アメリカをちょっとだけ走る」など、米施設の開放日の話はきいたことあったけど、大体が軍関係。今回は大使館宿舎とあって、また違ったファミリー感がありました。東京の代々木公園などでタイやジャマイカのフェスティバルなんかが行われてますが、これぞリアルアメリカンによるアメリカフェス。来年も行きたいなぁ。

ちなみにこの日も服装&持ち物チェックが超厳重&IDチェックもあり。普段はフラッと入れないのでその辺ご了解のほどを。


 
 
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