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フェティッシュの火曜日
 
港区六本木アメリカ
まぎれもなくここはアメリカ。


東京にあまりなじみのない人でも、「六本木は外人が多い」というのは聞いたことがあるのではないだろうか。でも、「まるでアメリカみたいだ」という比喩表現ではなく、六本木にアメリカがありました。そこに入国したのは神社に漏れ聞こえてきたボンジョヴィの「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」が始まりだった。

大坪ケムタ



この日だけ入場可のアメリカです

そもそも六本木に行ったのは別件で神社巡りをするためだった。この日は赤坂氷川神社。951年に今の赤坂4丁目付近に創立、1730年には徳川吉宗の命により現在の場所に移され‥と今回はココがメインじゃない。六本木通りの喧噪からすると、地元のお社って感じで落ち着く雰囲気でイイですけどね。ちなみに演歌歌手の氷川きよしの「氷川」はココからつけられたのだとか。へー。


神社の脇には包丁塚も。

そういえばビッグ錠先生の『包丁一本満太郎』に包丁塚って出てきたけど、コレと関係あるのだろうか。とか考えていたら、「ウォーウォゥ!リーヴィオナプレ〜エー!」隣の緑地の先からバンド演奏の「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」が聞こえてきた。

それに続いてはa−haの「テイク・オン・ミー」。近くでお祭りでもやってるのだろうか?それにしてもありえない選曲だなぁ。

神社を出て、音が聞こえる方を見てみると、見慣れぬ張り紙やコーンが。


ティケッツ?何かフェスでも?
コーンには「UNITED STATES OF AMERICA」?

先に書いたとおり、六本木は外国人が多いのは事実だけども、基本は日本語で通じる。日本だし、当たり前だが。しかしこのコーンで見られるようなリアル・アメリカの香り。これを探ってチケット売り場に行ってみれば‥その10分後。


アメリカンなゲートをくぐると、
米国旗が飾られたお宅が立ち並ぶ。
家の前で肉焼いてパーティだ!
ホント外国人の方ばかり。

シンプルな建物とお祭り感が独特の雰囲気。

独特の集合住宅。日本じゃあまり見ない感じ。

なんかもう、そこの通りにはアメリカアメリカしたアメリカの地がそこにはあった。もったいぶらずに答えを書いてしまうと、チケット売り場に売っていたのはコレ。


インディペンデンスデーのセレブレーション?

赤坂氷川神社の隣にあった、ボンジョヴィの歌声が聞こえてきた場所は米国大使館宿舎。ここで独立記念日記念のお祭りをやっていたのです。しかも、普通は入れない関係外の我々もこの日だけはチケットさえ買えば入場OK!とのことなので、せっかくなので入ることに。米軍基地なんかの開放日は聞いたことあるけど、ここもやってたんだなぁ。

米国大使館関係者の住居だけに、敷地内はアメリカンルール。やっぱ言語の基本は英語。日本語はあくまでもサブ扱いな感じ。


看板もアメリカ、
犬にもアメリカ式で対処。

そして入り口から通路を進むと独立記念日パーティ会場。これがまたアメリカ!なんです。今回最後までに何回「アメリカ」って書くんだ、俺は。


空を振り返れば巨大な国旗がふわりふわり。

 

 
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