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神は我を見放したか |
ふと目を覚ますと、いつの間にか目覚ましが止まっていた。全身から血の気が引き、冷や汗がどっと吹き出る。
こんな経験、誰しも1度や2度はあるでしょう。僕なんかしょっちゅうです。
その後は、進歩のない自分に悪態をつきながら駅や会社や学校まで全力で走る羽目になるわけですが、1秒でも速く着きたいと逸る気持ちの前に、最大の難関として立ちはだかるのは階段です。
階段をどう攻略するかによって、電車や点呼や始業ベルに間に合うかどうかという、秒単位で天国と地獄に分かれる運命が左右されるわけです。それは、やがて昇給や進級の結果にダイレクトに反映され、その後の人生をも左右すると言っても過言ではないでしょう。
そこで今回は、どうすればもっとも速く階段を通過できるかだけに焦点を当てました。
(萩原 雅紀)
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