食べてみたが、なんの違和感もない。ないどころか、すごく合う。フカヒレ自体に味がないだけに頼りになるのは歯応えのみなのだが、あのブリブリとした食感が妙に納豆と良く合うのだ。
味の邪魔を一切せず、納豆の糸に絡まって「あなたの助けになります」と援護するフカヒレ。どちらが主で、どちらが従か分からなくなってきた。(そもそも、そんな関係は設定されてないが)
農夫として一生を終えるつもりだった納豆が、無実の罪で城を追われたフカヒレという名の無口な姫君と恋に落ち、持ち前の粘り強さで姫の冤罪を証明、2人は結ばれ納豆は王位に就いた…みたいな味だった。
とにかく、フカヒレがいい人そうなことは分かった。自信を持って次の食べ物へと移りたい。 |