■素人が作るもんじゃないな
1年がかりで仕込んだナンプラーは大失敗だった。まだ家の冷蔵庫に1.5リットル残っているが、目下どうしようか悩みの種になっている。
えぐみと苦味が強かったのは恐らく内臓をあまりに多く使いすぎたせいだろう。本物のナンプラーはアジの内臓オンリーではなく、カタクチイワシ丸ごとを使う。原料がまったく違うのだ。
そもそもは東京農大の小泉教授が『鮭のアラから魚醤を作っている』という話を聞いて作ってみようと思った。しかし、考えるに鮭のアラは鮭の身も含まれているだろうし、第一、小泉教授は発酵のプロであり専門家なのだ。僕みたいな素人が真似をして簡単にできるわけがない。
発酵の道は一日にしてならず。難しい。
難しいけど、面白い。これからもなにか発酵で面白そうなものがあったら記事にしてみたいと思います。キビヤックを食べてみろ?うーん、無理です。 |