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フェティッシュの火曜日
 
海賊風になってやる。


「ワンピース」やら、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」やら、「海賊」が近年キている気がする。狭い陸地を飛び越えて、大海原を自由自在。狭い陸地をコセコセ走り回る生活からするとロマンティックこの上なし!ということなんでしょう。

格差社会・団塊の世代問題・少子化‥ロマンティックかつサバイブ能力に溢れた海賊なら、悩める現代社会を生き抜けるはず。ということで、海賊王になってやる!いや、王まではいいけども。

大坪ケムタ



How To Build 海賊ファッション

日本における海賊といえば「和冦」。でもなんかそれは違う。我々が海賊といって思いつくのは、

・変な帽子

・眼帯

・片手にかぎ爪

・肩にオウム

まぁこの辺だろう。とりあえずは眼帯とかぎ爪、このふたつがコアなイメージではないだろうか。ということでまずはかぎ爪作成。どこに行っても「フック船長モデル」「燃えよドラゴン・ハンモデル」とかは売ってないので、身近な素材から作ってみます。


毎度おなじみ東急ハンズで購入。

用意したのは手が入るサイズのビーカー(プラスチック製)、発砲スチロールの半球、あと色塗り用のスプレーやらガムテープやら。

肝心のかぎ爪部分はおいといて、まずは腕の部分から。


貼り付けて、スプレーしたら
とりあえず腕部分できあがり。

さて問題は「かぎ爪」部分だ。売ってあるもんでもない、ということで代用品を探してみる。

やはり探すとしたら「フック船長」なんているくらいだからフックのコーナー。


そうそう、こういうとこ。
たしかに便利だが、こういうのではない。

強くても、この名前はイヤだ。
お、これはなかなか‥。

やっぱりクラシックな形の方がかぎ爪にふさわしい。たとえ洋服とか物干し竿をかけられなくても。

さっきの腕土台にネジこんで完成!あとは眼帯を用意して‥あと海賊といえば帽子だけれど、とりあえずは下っ端海賊の定番・バンダナで済ませておこう。あ、でもバンダナもないな。とりあえず手ぬぐいで済ませておけ。ということで海賊ファッション完成!


わーはーはー。海賊だぞー。

‥うーん、かぎ爪はツメの小ささが気になるが、それはいいとしても眼帯が白・バンダナも白というのがどうにもピンとこない。逃げ出してきた患者みたいだ。

では色を変えてみてはどうだ。やはり眼帯は黒でなくちゃいかん。あとバンダナも。


わーはーはー。再度海賊だぞー。

うん、少しはらしくなったんじゃないでしょうか。とりあえずこれで一日過ごしてみよう。


頭の手ぬぐいはこんなの。密かなおしゃれ。

 

海賊だとこんなに便利&こんなに不便

もし現代に海賊がいたら、やはりデスクワークも必要になるだろう。「あれー、今月は襲った商船少ないから収支悪いなぁ‥」「大砲の弾の予算ねぇなぁ‥仕方ない、今月は敵船に乗り込んで直接戦うかぁ」といったボヤキもあれば、ワードとかエクセルで計算も必要なはず。

実際かぎ爪+眼帯の海賊モードでどれくらいキーボードを打てるものか。手本に夏目漱石「坊ちゃん」の冒頭部分を1分間打ってみる。


普段左手で使ってるのはかぎ爪タイピング。

あ、変な所押して余計なスクリーンが!

かぎ爪の押しにくさに加えて、眼帯で距離感が分かりにくい!正確に押そうとしても、かぎ爪の手前の部分がぶつかってムダなスクリーンを押してみたり。これならフツーに右腕一本の方が早い。

結局1分でこの程度。前半はひらがなだし。

かぎ爪はデスクワークに向いてない。見りゃ分かるって話だけども。もういいや、メシでも食いに行こう。

海賊といっても陸サーファーならぬ陸海賊なので、移動の中心は電車。椅子が無い時にさっそく便利なのがかぎ爪。


遠目だと普通の乗客ですが、

海賊だと手すりも引っかけやすい!

実際は、ガツッと掴める腕と違ってツルツル滑るのでむちゃむちゃ不安定なんですが。むしろひっかけたまま忘れないようにしないと、かぎ爪。

今日はお休みの海賊なオレ、代々木公園に来てみました。この日やってたのは環境問題を考えるアースデイのイベント。


海賊は自然が大好き。だって海賊だもん。

さっそくお昼ご飯を喰らおうとするも、かぎ爪の欠点発覚。というのも、予想通りだが


両手が使えない!

箸も口で。お箸の国の人なのに。

慣れてくればヒョイとかぎ爪で焼きそばを持ち上げ、サクサクっと食えるのかもしれないが、そこは陸海賊。まだまだその域に達してないどころかまだかぎ爪付けて2時間しか経過してない。

しかし、早々にかぎ爪の威力を発揮できるフードもある。


たこ焼きはそのまま食えるぜ!

「次の戦いで俺の前に現れた奴は不幸だな‥なぜならオタフクソースの匂いをつけたまま天国に行かなければならないから!」そんなセリフを吐きながらちまちまとたこ焼きを喰らう。

やっぱり海賊は箸とかナイフにフォークよりは、ガツっと食うのが似合う。特にリンゴとかジャガイモとか。それを思うと焼きそばはNG、たこ焼きがイケるのは理解できる話といえよう。俺の中では理解した!


仲間発見。

映像にしにくいので端折ってますが、実際はかぎ爪以上に難物なのが眼帯。当たり前ですが、距離感が全然とれない上にバランスまでがフラフラ。こんなんで船の上歩ける海賊って相当スゲェ、とあらためて納得。

あっ、たぶんこんかいやらなかった早野凡平みたいな帽子と、肩のオウムに何か秘密があるんだ!きっと。東南アジアとかにはまだ海賊はいるという話だし、ぜひその謎を聞いてみたい。

かぎ爪、忘れてますよー。

テンションは上がります。

あまりカメラには出てませんでしたが、男だったら棒を持ったらバットや剣みたいに振ってしまうように、海賊コスチュームをつけるとどうも顔を作ってしまうような気がします。「自分でイメージする悪人顔」に。芝居でそういった役者が必要な時は、オーディションでかぎ爪渡すとイイ演技できると思います、たぶん。


 
 
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