エイプリルフール:幻想が伝説になった日
数十億円の資産を投じたことはいうまでもありませんが、この空間一帯はすべて、創立者松野氏の「魂」の産物にほかなりません。
おそらく無一文からでも、松野氏ならただならぬパワーでもって必ずや築きあげたであろう夢のパラダイスでした。
そして2日後……。
3月末閉館とアナウンスしていたものの、惜しむファンの声に応え、しずかに4月1日の日曜日も営業したとのことです。
時はまさにエイプリルフール、「やっぱりウソです」となればいいな……の願いも虚しく、最後の最後まで、人を喜ばすことに精魂使い果たした元祖国際秘宝館は、本当のフィナーレを迎えました。
その後の参拝および観光は、大変なものになりました。
井戸や漬物石を見ても想像的プレイが浮かび上がったり、タマゴやライオンなどのかわいいキャラクター風ロゴさえ違うモノに見えてしまい「ハッ!」とする奇病に全員が冒されました。
おかげさまで、神宮の画像が1枚もでてこなかったレポートですが、ご安心ください。つぎの機会、「遊郭宿編」ではかならずお目にかけたいと思います。(つづく)
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