出津教会
最初に訪れたのはこちら、出津(しつ)教会。 場所は海沿いをずっと走って少し山に入ったあたり、距離にすると市内中心部より約30キロほど離れた外海(そとめ)というところにある。要するにけっこうな田舎だ。(地図)
なぜそんな郊外にこのような立派な教会が建っているのか? 理由はキリスト教迫害が行われていた江戸時代、長崎奉行所に近いところだと役人にすぐ見つかってしまうため、信徒はここまで逃れて隠れ住んでいたからだ。
出津教会が建てられたのは禁教が終わった明治15年。
厳しい弾圧にもかかわらず、250年ものあいだ信仰を守り抜いた。これは世界史的に見ても奇跡的なこととのことで、そういう背景を持っているところが世界遺産候補たる所以と言えよう。
次に向ったのは 8.旧出津救助院 19.ド・ロ神父遺跡
この2つはすぐ近くにあるので、感じのよい小道を歩いて移動した。