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気分だけは江戸の人 |
「伊勢に行きたい伊勢路が見たい、せめて一生に一度でも、ヤートコセーのヨッコーイナ♪」と唄に歌われるほど、江戸時代の庶民にとって、お伊勢参りは夢の一大イベントだったらしい。
長屋に住む弥次さんと喜多さんは家財道具を売っ払って旅支度をしたというが、時は遷って2007年。平成の世に住む私は、何も売り払わずとも伊勢に行くことが可能だ。とりあえず電車賃さえあればいい。
携帯の着信音を「コメディーお江戸でござる」のテーマ曲にしているほど江戸の文化に憧れを持ち、大学でも日本史を専攻した私だが、ただ憧れっ放しなのもシャクだ。ここらで現代の恩恵というものを噛みしめてみたい。
というわけで、高度に発達した交通手段を駆使して「日帰りで伊勢参り」にチャレンジしてみました。
(高瀬 克子)
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