つきたての餅を食べよう。
つき上がった餅を室内に運びこみ、餅とり粉(コーンスターチ)が広げられたテーブルで一口大に丸めて、熱いうちに好きな食べ方でいただく。
あんこ、きなこ、納豆、大根おろしなど、餅を楽しむためのいろいろなオプションが用意されていたが、私が好きなのは、なんといっても海苔と醤油の磯辺巻きだ。
つきたての餅の、餅とり粉がまだついていないところを手でちぎって、軽く炙った新海苔で巻き、そいつに醤油をたっぷりつけて食べるのが最高! と、わざわざいい海苔を買ってきたS君が力説していたので、やってみたらとても美味しかった。
餅、うまい。モチモチしている。
先ほどから頭の中にあった、「なんで人は命の危険を顧みずに餅をつき、そして喉に詰まる危険と隣り合わせで餅を食べるのか」という疑問だが、それはつきたての餅を食べてみてわかった。
単純明快、つきたての餅がうまいからだ。 餅、陸のフグみたいなものか。
餅つきは延々と続く。
餅つきが終わって、ビールなんかをダラダラと飲んでいたら、浅間さんより「はい、二回目の餅米が蒸し上がったよ!」との声が。
なんと今日の餅つきは、十升の餅米が無くなるまで延々と続くのだそうだ。餅つきを舐めていたぜ。
私は体力の限界のため、夜9時頃においとまさせて頂いたのだが、結局この日は夜中1時頃まで延々と餅つきは続いたそうだ。
さあ、私は明日も餅つきだ。