跨線橋自体は地図に載っていてもその下がどうなっているかは載っていないというのが、跨線橋下鑑賞を難しいものにしている。
例えば最初に紹介したぼくの家の近所の跨線橋は地図で見るとこんなだ。この跨線橋の下にあんな魅惑的な陰鬱公園があるとは記されていない。しっかりしろ、@Nifty地図。
跨線橋下は行ってみなければ分からないのだ。
地図不記載問題が抱えるさらに大きな問題は「行ってみたらそもそも跨線橋下空間が存在しない」というものだ。上の写真はその典型的な例。
仕事帰りの深夜、すっかり寒くなった夜空の下を探し回っているというのに行ってみたら緑豊かな堤。裏切りも甚だしい。そんなエコな回答は求めてない。
あ、でもトンネルはちょっと良いな、って思った。
■宝の持ち腐れ
また、跨線橋下空間は存在するがとくに利用はしていないという例も多く見られた。
あんな使いにくい空間、とくに利用する必要ないというのは正解だと思う。しかし、そこを押してどうにか公園にしてはいただけないか。
なんだよ公園じゃないのかよ、と舌打ちしてみたものの、正直どんなものであれ跨線橋下は素敵だ、と思っちゃった。
次ページでようやく見つけた素敵な跨線橋下のくらーい公園をいくつかご紹介します。