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ひらめきの月曜日
 
全員泥酔の飲み会inドイツ
飲め飲め、せいやっ、せいやっ

ものすごい飲み会が開催されるという情報を聞きつけた。かなりの大人数で、全員が大量のビールをがぶがぶ飲むのだといいう。

ビールだったら私も普段からがぶがぶ飲んでいるが、この飲み会は飲むビールの量がはんぱないらしい。なんだそれは。つまり、大量の人々が全員泥酔ってことか。

場所は、ドイツのミュンヘン。新宿や渋谷ではないんである。さすが、いつもの飲み会とは様子が違う。これは何かある。勇んで行ってきました。ラブ、ビール!

(text by 古賀及子

ベンツが国産車の国、ドイツへやってきました

もより駅の地下鉄からして大混雑


到着、そしていきなり わっさわっさ人が

飲み会、というよりお祭りです

そういったわけでこんにちは、古賀です。ドイツのミュンヘンに来ています。気候は日本とそれほど変わらず、からっと秋らしくすごしやすい陽気です。

さて、最初に「ものすごい飲み会が開催される!」と書いたのだが、この飲み会とは実際は“オクトーバーフェスト”というお祭りのことなのだった。

祭りで酒を飲む! といえば日本でも別段珍しいことではない。ないが、このオクトーバーフェストはビールのお祭りなのだ。しかも、世界最大の。

・毎年9月の中旬から10月の初旬まで2週間強開催
・会期中に500万リットルのビールが消費される
・広い会場には1万人規模の飲みテントが10こ以上並ぶ
・テント内では盛り上がりに盛り上がり、脱ぎ始める人も
・会場には移動遊園地まであり、酔っ払いが遊びまくっている
・ビールは基本的に1リットル単位でサーブされる
・しかもビールのアルコール濃度が通常のものより高い

どうだろうか。ぐいぐいぐいぐい! 私はもう、行く前から動悸がとまらなかった。たまらず行きがけに飲んでしまったほどだ。

では早速会場へ

もともとミュンヘンの伝統行事のお祭りだけに、会場へと続く道には祭り衣装として民族衣装を着ている人たちが多かった。

早くもちどり足の陽気な人々とすれ違う。S字を書いて歩く、あそこまでちゃんとした ちどり足を見たのは初めてだぞ。高まる期待。ばくばく。家族連れも多く、伝統の祭事の風情もある。

着いてみると、まずはとにかく人が多い。きゅんとして、ああ、お祭りのときめきだと気づいた。

あたりを見渡してすぐ分かったのは、事前情報で「広い会場には1万人規模の飲み屋テントが10こ以上並ぶ」とうたわれていたテントがすごいということだ。

これって果たしてテントっていうのかというぐらい頑丈な作りだ。てっきり私は布と木だと思っていたよ…(よく考えれば1万人収容するのだからそんなわけはないのだけれど)。

まずはそんなテント各種から見ていきましょう。この大テント、近づくとなんだか地響きがするんですよ。

会場の地図。青の四角がすべてビールのテント。ピンクの部分は遊園地。……広い

こちらが「テント」のイメージからは程遠く立派ビアテント


 

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