深夜4時。御前崎付近に到着
パーキングエリアに寄ってネットに繋いだり、気圧を測定したりしていたら予定よりも時間がかかってしまった。
御前崎市内に入ったのが午前4時だった。
御前崎に着いたのはいいが、あと5時間どうしよう?
港に車を停めて9時になるのを待つか。でもこの嵐だ。高潮がやって来てさらわれでもしたら大変である。ホテルで仮眠したい。
勢いに任せて車を走らせて来たが、事前にホテルの予約はしておくべきだった。午前4時から泊めてくれるホテルなんてあるだろうか?
御前崎港周辺にある旅館、民宿を何軒かあたってみたが、誰も起きてくれない。御前崎市内を車でぐるぐる周りながら眠気と戦う。
もう限界だ。道ばたに停めて仮眠するしかない。あきらめかけた時、煌煌と輝くビジネスホテルの看板を見つけた。「サンシャイン浜岡」。お願いします、土間でもいいので私を休ませてください。と卑屈になるまでもなく、普通にチェックイン出来た。朝の4時30分でも受け付けてくれる心の広い宿、サンシャイン浜岡は高速インターネットも無料接続である。
サンシャイン60で気圧の谷のアドバイスを受け、サンシャイン浜岡で「気圧の谷」を待つ。サンシャイン繋がりの偶然を感じつつ、それでも僕が待つのはサンシャインではなく低気圧、という人生の不思議である。
ここで3時間ほど仮眠をとる。 |