 |
| 要するに酒癖の悪いマスターでした |
道場主、遠野の思い出を語る
林 :そういえば、道場主のあいさつ文で印象に残っているのがあるなんですよ。
石原:あ、これ100%事実なんですよね。
林 :旅の心細さがよく出ていて。
石原:朝、お礼の代わりに箸袋に即興で作った俳句を書いてこっそり出ていこうと思ったらマスターが起きてきました。
林 :それは気まずい。
石原:そこでお互い照れたように笑って。
林 :どんな俳句だったんですか?
石原:「雨に口閉じて懇親(ちか)しき涅槃かな」っていまだに覚えてますけど。
林 :マスターが殴られている様子ですか?
石原:そうそう、殴られてだんだん天国に近づいていく…って違いますよ。
林 :ノリつっこみですね。
石原:旅の地で黙って雨を見ていると涅槃っぽいな、というような意味で。
|