バウムクーヘンの真実
なんであんな形なんだろうとは前々から思っていた。真ん中に穴があいてるのも、薄い層が重なってるのもよくわからない。
そもそもどうやって作るんだろう?
ネットで検索してみたところ、出るわ出るわバウムクーヘンの製作風景。そしてそのどれもが野外活動の記録だった。バーベキューとか、キャンプファイヤーのついでにバウムクーヘンが焼かれている!
てっきり貴族のティータイムにぴったり的なお菓子だとばかり思っていたが、そんなワイルドな一面もあったとはびっくりだ……。
バウムクーヘン好きを自称するのであれば、これはトライするしかないでしょう。秋のよい日、河原でバウムクーヘン作りなんてちょっと素敵じゃないか。早速準備にかかる。
キーワードは竹
必要なのは、火と焼く生地、そして生地を巻き付ける竹。
竹か。 さすがにその辺で取るのは無理だろう。東急ハンズだとか、ホームセンターみたいなところで売ってるっけ?竹?
「竹ならウチにあるよ」
協力を依頼した友達の言葉に驚いた。竹って家にあるもんだっけ?前に家族の方が工作で使っていた物らしい。これはラッキー。
竹は押さえた!本格派の手作りバウムクーヘンに一歩一歩近づいてゆく。よし!焼くよ!バウム!
|