浅草橋へ
そんなわけで、9月某日土曜日、浅草橋集合。
ここは手芸のほか、文具や花火などの問屋も並んでいる。装飾用品屋さんもあって、もみじ型の商店街用のディスプレイが、ピラピラと大量にあって目にしみた。
手芸の店は、多くが素人への小売りOK。普通の手芸屋さんより2〜3割安いので、マニアが集う聖地になっているわけです。
私達はビーズ界では有名な「貴和製作所」へ行ってみた。ビーズ関連商品なら何でもそろう、ビーズのデパートだ。
土曜日のせいか、手芸ファンで店内は混み混み。ビーズは、小袋ひと袋80円のものから、1粒何百円のそりゃまあ高いものまで、ピンキリだ。
……大量のビーズを前にして、絶句する私たち。
大塚:「うわー……」
タカセ:「ひょえー……」
林:「……俺、そもそも何を買ったらいいのか、サッパリわかんないんですけど」
「私も…一応、ビーズの本を読んできたんですけどねえ」
「……」
「……」
「……あ、好きな色のビーズを適当に買えばいいんじゃないです…か?」
「あとはテキトーに針金とか、金具を…」
私は指輪が目的なのでビーズとハリガネを購入。林さんもとりあえずビーズとハリガネを購入。ピアスが作りたいタカセさんは専用の金具とペンチも購入。
「こんな無計画に買っちゃったけど、何か作れるんですかねえ?」
「ま、『何か』は作れるでしょう……」
不安だ。 |